1925年アメリカ。フットボール選手ドッジの夢は、泥臭いしょぼいフィールドではなく満員のスタジアムで試合をすることだった。しかし、夢半ばでスポンサーはいなくなり、チームメイトもバラバラにそれぞれの生活を守るために散っていく。それでもドッジは諦めなかった。秘策を思いついたのだ。それは、先の世界大戦で、ドイツ軍をひとりで追い詰めた英雄、時代の申し子であるハンサムボーイ、カーターをチームに引き入れるというものだった。この行為は、カーターの戦場での栄光に疑問を抱く女性記者レクシーを巻き込むこととなる。レクシーに恋をしてしまったドッジとカーターの恋の行方、フットボールのプロ化、カーターの栄光に関する疑惑...物語は3つの要素を行き来しながら結末をつむいでいく。
原題を見ると、スポーツコメディとして作られた作品のようであるが、確かにラブコメの要素もある。少しどっちつかずでわざとらしい話に思えるのは私だけか。
鼻についたことを先に書いてしまったが、この作品がつまらないと言いたいわけではない。30年代アメリカを魅了したスクリューボール・コメディと呼ばれる軽快なテンポのコメディを模した本作品は、確かに面白いシーンもふんだんにある。フットボールがこのようにプロ化されたのだとしたら、ものすごく興味深い箇所もある。(真実のほどは謎なのだが...)パンチに欠けると思いつつも、もう一度見たくなる魅力が満載なのだ。
万人向けではない点と、どうひいき目に見てもパンチに欠けている点を考慮して☆2つ減点するが、個人的にはお勧めの1本だ。