かくれんぼか鬼ごっこよ。大槻ケンヂと絶望少女達の集大成かもしれない。
(それでもまだ「林檎もぎれビーム」みたいな奥の手を出せる∞)
一見全体的な半端なくアグレッシブでエキセントリックなチープ感で
騙されそうになるが、どうしてどうして。どこか狂気までも漂わせる
楽曲そのものの美しさに一時幻惑される...(「人形たち」)
それはガチで前のめりにクソ真面目なほどに、この半端ない
独特の世界を作り上げようと拳を挙げるオーケンの本気が、
そしてどこかリリカルに物哀しく、しかし有無を言わせぬ、
萌えとしての存在感がどこか、お人形さん的でもある絶望少女達が、
生きとし生けるものへの「やる気」を喚起させる独特のメッセージを
励ますでもなく無言のままに(いや絶叫のままに)発している。
世の中には、こんなアプローチの仕方もあるのだ的、
何ともいえない、やったもん勝ちの堂々たる勝利を感じる。
(オタ世界とエキセントリックプログレの化学反応の妙)
そして、その美酒に酔うのはオーケンと愉快な彼女達を
末永く見守っていくであろう、我々なのかもしれない。
個人的にボーナストラックの「空想ルンバらっぷ」に
恋してしまった...らっぷびとrapがカッコイイのはともかく、
本作の切なさが十倍増し。色々弄っても楽しいオーケン楽曲。
そこはやはり曲サウンドを手掛けるNARASAKI手腕であろう。