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かくして巨額損失は海外で生まれた―日本企業が陥った「失敗の本質」
  

かくして巨額損失は海外で生まれた―日本企業が陥った「失敗の本質」 [単行本]

飯田 健雄


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日経ビジネス

海外進出で生じる経営危機とは
1990年以降、海外で生じた日本企業の特別損失は3兆円ともいわれる。海外への投資や事業展開に大きなリスクが伴うという認識が定着する一方で、生き残りを賭けて海外進出を迫られている企業が増えているのもまた事実だ。本書は、多国籍企業論を専門とする著者が、これまで海外で発生した22社の経営危機を紹介したもの。

それぞれのケーススタディーを危機の原因別に分類、さらにそれらの教訓を国際経営戦略に生かす方法を検討していく。例えば第1章では、海外巨大プロジェクトの最も象徴的な失敗事例としてイラン日本石油公社(IJPC)を取り上げ、カントリーリスクの誤診が巨大損失を招いた過程を紹介。調査結果から導き出されたはずの撤退というカードを切り出せなかった三井物産の苦悩と教訓に加え、さらに近年の事例として中国投資の失策が倒産を招いたヤオハンの例も取り上げる。

ほかにも、知的財産権争奪戦で傷ついた日立製作所、三菱電機、ミノルタの例、また米国三菱自動車のセクハラ問題、東芝ココム事件などを、経営判断の是非という視点を織り交ぜ検証。

数少ない「失敗の実証研究集」として参考にしたい1冊。


(日経ビジネス1999/2/25号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

1990年代はリスクの時代。なぜ海外で巨額の損失を繰り返してきたのか。日本を代表する22の企業が海外で起こした経営危機をケーススタディとして、国際経営戦略を再構想する試み。

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