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かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて
 
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かくして冥王星は降格された―太陽系第9番惑星をめぐる大論争のすべて [単行本]

ニール・ドグラース タイソン , Neil deGrasse Tyson , 吉田 三知世
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,100 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

科学的な判断か、文化をふまえた「民主主義的な」判断か。冥王星をめぐる問題は、人類が累積してきた太陽系に関する諸知識が交錯する最前線であり、科学とは何かを本質的に再考する絶好の機会でもある。冥王星の助命を嘆願する子供たちの手紙から、正式な裁定の根拠にいたるまで、とりどりの図版と資料を収録し、冥王星を、そしてすべての科学を愛する人に贈る「冥王星事件簿」。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

タイソン,ニール・ドグラース
ニューヨーク生まれ。コロンビア大学で宇宙物理学の博士号を取得。現在アメリカ自然史博物館の天文学部門である、ヘイデン・プラネタリウムの長を務める。研究対象は、星形成や超新星から銀河系の構造までと多岐にわたる。2001年と2004年には、合衆国の宇宙政策を諮問する大統領委員会のメンバーに任命された

吉田 三知世
京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 286ページ
  • 出版社: 早川書房 (2009/08)
  • ISBN-10: 4152090642
  • ISBN-13: 978-4152090645
  • 発売日: 2009/08
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 47,221位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 西山達弘 トップ500レビュアー
形式:単行本
 楽しい本である。本書は表題の通り、冥王星が発見され、そして惑星の地位から降格されるまでをたどった本である。

 著者は、アメリカ自然史博物館のヘイデン・プラネタリウムの展示を、2000年にそれまでの一般的な惑星展示を変更し冥王星を外した先駆者である。
 それがニューヨークタイムズに掲載されてから、2006年に正式に惑星の定義がなされて冥王星が外されるまでのアメリカ中を巻き込んだ大騒動は実に愉快である。

 それにしても、ここに至るまで惑星の定義というものがなかったのは驚きである。

 科学の世界でさえ、われわれが常識だと思っているものでも、簡単に覆されてしまうことがあるのだと感じた。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Jupiter
形式:単行本
日本でも大いに話題となった冥王星が惑星ではなくなる問題。冥王星発見国のアメリカでは、愛国心や国の名誉も絡んで喧々諤々の議論があった。

冷静に考えれば、新しい事実を元に太陽系を再整理するということなのだが、一度人間の固定概念として植えつけられたものは、簡単には覆せないことの好例と思われる。

しかしながら何より面白かったのは、本書で紹介された新聞の見出しや風刺画を通した本問題に対する批評でした。アメリカ人の考え方を知ることができ、これだけでも一読の価値があると思います。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
冥王星狂想曲 2009/10/21
By ishilinguist トップ500レビュアー
形式:単行本
 自分が中学生の時、理科の先生に「冥王星の軌道は楕円形なので、今は『水金地火木土天冥海』だ」、「冥王星の外にまだ天体があるかも知れない」と教わり、目を輝かせ、胸躍らせたのをついこの間のことのように思い出す。また、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」では冥王星は物語上の重要な地位を占めたものだ。
 冥王星は、単なる科学的な問題にとどまらず、文化的なレベルにも大きな影響を及ぼしている。ましてやそれを発見したアメリカ人にとってはさまざまな思いが当然あろう。本書はこの冥王星「降格」騒動を総括的に網羅した一冊である。科学的なポイントはおさえつつ、ユーモアあふれる事例と筆致ですいすいと読み終えられる。
 文化、宗教、科学の分野での位置づけを確認し、天文学の進歩でその位置づけに疑問が出され、ついに惑星の地位を追われるまでのプロセスがよく理解できる。色々と抵抗があり、その背景には冥王星への愛着があったようである。その「降格」は天文学の知見の拡大により、パラダイム自体が転換された「コペルニクス的転回」の絶好の例といえよう。
 「降格」に対する抵抗には笑って済ませられる部分も多いが、後世から見たとき、これは「天動説」と同じような扱いを受けてしまうのではないだろうか。意外はわれわれは歴史上の重要な転換点に遭遇したのかもしれない。
 
 
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