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かかる軍人ありき (光人社NF文庫)
  

かかる軍人ありき (光人社NF文庫) [文庫]

伊藤 桂一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

複雑微妙にして多岐にわたる戦場という異状の世界の中で、人間らしい生き方を貫き通した名も知れぬ勇気ある軍人を描きつつ、想像を絶するさまざまな物語を織りなして生きてゆく兵隊の姿を、あるがままに生き生きと捉えて深い感動を呼び起こす。直木賞、吉川英治文学賞などに輝く戦争文学の一人者が描く代表作。

内容(「MARC」データベースより)

複雑微妙にして多岐にわたる戦場という異状の世界の中で、想像を絶するさまざまな物語を織りなして生きてゆく兵隊の姿を生き生きと描く。吉川英治文学賞・直木賞に輝く著者が、美しき人間愛を綴る実録戦記。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 489ページ
  • 出版社: 光人社 (1993/03)
  • ISBN-10: 4769820062
  • ISBN-13: 978-4769820062
  • 発売日: 1993/03
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 295,071位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
by 小宮山隆央

伊藤桂一さんの文体は簡潔で、そこはかとない悲しみや親しみや尊厳、哀しさを感じる美しい日本語で書かれています。

「不遇--というのは、ひとつのだいじな資産のようだ」

ここから考えると、「かかる軍人ありき」とは本来の日本人として必要な資質を現して記しているように思います。

またここに生きた方々は、「空疎な作り物ではない時代の潮流に生きています」だから真摯な人生を過しているように思えてなりません。

伊藤さんの言っています。
『戦場小説というのは、死生の間のできごとが材料になっているので、他のいかなるジャンルの作品も及ばないほど、内容はきびしくドラマチックである。
しかも戦争------というものについて、深刻に考えさせられる意味をも持っている。
戦場小説は、その性質上、戦中時代、ことに戦場生活の体験者に愛読熟読されるが、他世代の人たちも、戦場小説のもつ劇的な意味を理解すると、離れがたい牽引力を、その作品に覚えるようである。
内容が劇的であり、しかも空疎な作り物ではないのだから、当然、説得力もある』

駐日ドイツ大使館の外交官エルヴィン・ヴィッケルトさんの著書にあります。

「人間とそれを動かす様々な情熱、理性的、あるいは偏った狂信的な思想、強迫観念、偏見、そして歴史とそれを動かす必然性、不条理な偶然や様々な潮流、それらの無限なからみあい」

こんな考え方を子供のときから学んでいたら、謙譲の精神も育まれる日本人となるのではないでょうか・・・
小宮山隆央
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形式:単行本
伊藤桂一さんの文体は簡潔で、そこはかとない悲しみや親しみと尊厳、哀しさを感じる美しい日本語で書かれています。

美しい泉水を感じさせる文体と比喩したいと思います。

兵隊と軍人・将校についての真実を事実に基づいて書いています。

事実に基づいているので、味わいや人間性に納得があります。

『 戦場小説というのは、死生の間のできごとが材料になっているので、他のいかなるジャンルの作品も及ばないほど、内容はきびしくドラマチックである。

しかも戦争------というものについて、深刻に考えさせられる意味をも持っている。

戦場小説は、その性質上、戦中時代、ことに戦場生活の体験者に愛読熟読されるが、他世代の人たちも、戦場小説のもつ劇的な意味を理解すると、離れがたい牽引力を、その作品に覚えるようである。

内容が劇的であり、しかも空疎な作り物ではないのだから、当然、説得力もある 』

『 妻や恋人がいてもはるかに遠い存在だ。

おまけにそれに後ろ髪を引かれるものだから、つい心に隙ができて、人より先に弾丸に当たったりする。

死ぬまぎわに妻や恋人の名を呼び続ける兵隊を何人もみたが、きいているほうがつらい。

要するに自身が不毛不遇孤独の方がずっと楽だ、としみじみ思ったものである。

現世に執着を持たずに生きることの有利さ、について学んだのもこのときである、

寂しいが、実に気楽なのだ
(結局、この生の哲学が気に入って準棒したのだから、私も戦場で相当頭がイカれてしまったわけだろう)

もっとも、虚心に戦場を生きたおかげで、私はかえって戦場の事象や風物を、冷静克明にみまもることができ、これがずっとのちに文学の仕事の上で、大いに役立ってくれることになったのである。

かりに、ひとりの女のことにでも拘泥していたら、ほかのことは眼に入らなかったかもしれない。

不遇'''というのは、ひとつのだいじな資産のようだ 』

真実とは、何が幸いしているかわからないものです。              
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形式:文庫
伊藤桂一さんの文体は簡潔で、そこはかとない悲しみや親しみと尊厳、哀しさを感じる美しい日本語で書かれています。

美しい泉水を感じさせる文体と比喩したいと思います。

兵隊と軍人・将校についての真実を事実に基づいて書いています。

事実に基づいているので、味わいや人間性に納得があります。

『 戦場小説というのは、死生の間のできごとが材料になっているので、他のいかなるジャンルの作品も及ばないほど、内容はきびしくドラマチックである。

しかも戦争------というものについて、深刻に考えさせられる意味をも持っている。

戦場小説は、その性質上、戦中時代、ことに戦場生活の体験者に愛読熟読されるが、他世代の人たちも、戦場小説のもつ劇的な意味を理解すると、離れがたい牽引力を、その作品に覚えるようである。

内容が劇的であり、しかも空疎な作り物ではないのだから、当然、説得力もある 』

『 妻や恋人がいてもはるかに遠い存在だ。

おまけにそれに後ろ髪を引かれるものだから、つい心に隙ができて、人より先に弾丸に当たったりする。

死ぬまぎわに妻や恋人の名を呼び続ける兵隊を何人もみたが、きいているほうがつらい。

要するに自身が不毛不遇孤独の方がずっと楽だ、としみじみ思ったものである。

現世に執着を持たずに生きることの有利さ、について学んだのもこのときである、

寂しいが、実に気楽なのだ
(結局、この生の哲学が気に入って準棒したのだから、私も戦場で相当頭がイカれてしまったわけだろう)

もっとも、虚心に戦場を生きたおかげで、私はかえって戦場の事象や風物を、冷静克明にみまもることができ、これがずっとのちに文学の仕事の上で、大いに役立ってくれることになったのである。

かりに、ひとりの女のことにでも拘泥していたら、ほかのことは眼に入らなかったかもしれない。

不遇'''というのは、ひとつのだいじな資産のようだ 』

真実とは、何が幸いしているかわからないものです。               
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