もっと早く出会ってればよかった!
実際に動物(家畜)に愛を持って世話をしている一家の、日本のいまどき風な
ペットとしての動物に対するちょっと過剰な愛ではなくて、アニマルとして、
そして家族としての動物に対する「堅実な愛、実直な愛」を感じさせられた一冊でした。
うちにもわけありの動物がたくさんいますが、数が数ですので一匹一匹に過剰な愛は注げません。
でも彼らを家族と思って愛しています。でも、時に一匹を大切に家族として育てられる環境の
人を見ては、「やぱっり少ないほうがいいよな…。もし、死んじゃってもずっと一匹に泣いたりしてられないもんな。」
などと思うときがありました。でも、この本を読んで、たくさんいたって、動物を大切にしていることにはかわりないんだ、
与えられた環境で精一杯動物と向き合えばいいのか、とちょっと気が楽になりました。
厚く、よみ聞かせには向かないかも知れませんが、動物によって軽くセクションが分かれるので、
今日は猫、明日はにわとり…のように分けて夜読み聞かせています。すごく食いつきがよいです。
翻訳もすばらしいと思います。
動物好きな子供はきっと気に入ると思います。ねずみをくわえてきた、や、車を追っかけて、
車にひかれてしまいました、等、すごくストレートに動物たちの紹介をしています。
何でもかんでも、オブラートに包まれたお話が多い中、死や生を大げさに表現するのではなく、
あるがままに、「たくさんの動物とくらすってこんな感じなのかー。」「農場ってこんなんなんだ」って考えるきっかけに
なると思います。
ムツゴロウさんや、ターシャテューダーなどの淡々とその暮らしを描く、
人と動物ものが好きな方なら気に入ると思います。
大人の私は、動物絵本でこういうのありか…。
ちょっとびっくりしたページもありました。そして、この本がとても好きになりました。
最後のページの結びの文にやさしさを感じ、とても感動しました。
原書もいいですが、ちょっと字が小さく多いように感じてしまっていたので、
翻訳版を愛読しています。