文章がふてぶてしいほど次から次へと繰り出されるのがセンダックの特徴だが、こういったテキストのトーンのおかげで、夢の国と子どもの空想世界との間に漂う意識の流れが、ストーリーの中にそっくりそのまま、とうとうと流れている。
このおとぎばなしは、子どものころオオカミの着ぐるみの中で経験したあの忘れがたい気持ちよりももっと、ワクワクする感じを味わわせてくれる。読み終わった後には、「我が家に勝るものなし」とあらためてうなずかせられるのである。
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部屋が森になる。ベッドが船になる。
船が怪獣の島につく。怪獣たちは異形だけど怖くないし、邪悪でない。
マックスが怪獣ならしの呪文をかける。
話のきっかけになる大きな「不思議」にはなんの説明もない。
でもちっとも違和感がない。
子供も「どうしてマックスが怪獣ならしの呪文を知ってるの?」なんて言わない。
「食べたいくらい好きなんだ、食べてやるから行かないで」というセリフは出色ですね。
息子は毎回このセリフにひとりつっこみを入れて、げらげら笑っています。
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