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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
シビアな現実が赤裸々に....,
By 直直太郎 "なおなお" (東京都文京区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: お金持ちのお金はなぜなくならないの? (メディアファクトリー新書) (新書)
内容は濃くもなく薄くもなくといった感じでした。しかし、金融資産が1億円位だと実質老後は豊かな生活が送れない、本当にお金が減らずに豊かな生活が送れるのは金融資産5億円以上保有している層であるといった、リアルで非常に厳しい現実が赤裸々に書かれている所は好感が持てた。実質的な流動性の高い資産を持っている人は実は少なく、非上場のオーナー企業の株式等の資産が全資産の中でも高比率だという所、それゆえに、お金持ちには金持ち特有の問題が顕在していることも理解できました。 そして最後に、「どのような社会制度の下でも国民を豊かにし経済を発展させるためにもお金持ちは必要である」、「お金持ちを社会に孤立させるべきでなく、社会の中で上手に生かす視点が重要で、そのために活きたお金を社会の必要とする分野に回していく知恵が必要」という部分は全くその通りで共感が持てました。この部分は嫉妬社会の日本では非常に育ちにくく、結果として新産業育成や、福祉のニッチ部分にお金が回らないという現実によって日本社会が自分で自分の首を絞めているんではないかと感じました。
26 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
クールにお金持ちといわれる人々の姿を描く,
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レビュー対象商品: お金持ちのお金はなぜなくならないの? (メディアファクトリー新書) (新書)
一般人からは想像できない世界なんでしょう。それ故に歪んだ形で語られることの多いお金持ち。著者は野村総合研究所で金融機関相手にコンサルタントをやってこられた方です。 おもしろおかしくよりも、実際に見聞きしたお金持ちの姿をもとに書かれているので読み進めていくと輪郭が次第に鮮明になってきます。本当の姿を知るには最適な内容です。 ・資産を数億円以上もっているひとのことが書かれている ・著者が多様なお金持ちをカバーするように書いている。 ・定量的、構造的なことを書こうと努力している。 こういうことが前提になっています。 はじめのほうにはお金持ちの特徴として次の点をあげています。 ・十分な元手、リスクをとる勇気、ピンチをチャンスととらえる、信頼を堅実さを大切にする。これが全てではないですが、こういった調子で地に足が着いた叙述がつづきます。書き方としては地味目ですが、それだけに基本的なことがきちんと書かれています。
24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「勝ち組」限定の、「お金持ち」分析。,
By 冒険マニア (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: お金持ちのお金はなぜなくならないの? (メディアファクトリー新書) (新書)
「富裕層なんてどこにいるんだ。」そう言った、あるマーケティング担当者の言葉が耳に残っている。言うまでもないが、「富裕層」という言葉は完全なマーケティング用語だ。 この言葉の響きには、値段が高い以外に取り柄のない自社の商品やサービスを、文句も言わずに買ってくれる人たちがどこかにいるに違いないという、無能な経営者たちの夢が込められている。むろんそんなムシのいい客などいるわけがない。 この本の著者も、そんな響きを嫌ってか「富裕層」という言い方を避けて、「お金持ち」という用語を使用している。これには好感が持てる。 さて本書では、そのお金持ちのお金が「増える理由」「減らない理由」「代々続く理由」など、お金持ちの実態をさまざまな側面から分析している。なかなかうらやましい話が次々と出てくる。 しかし、わが身の周りを見てみると、お金持ちたちの実情はかなり違うように感じられる。 バブルの頃は妬ましいほどのリッチな生活を送っていた三代目経営者の友人は、自己破産してしまい現在連絡がとれない。別の知人はベンチャーで起業し年商数億の会社に育て上げたが、最近事業の継続を断念し会社を売却した。売却金額は負債と相殺されたので、彼の手元に残った金は0円だ。もちろん彼の会社を買い取った経営者はますます繁栄しているわけで、こういう「負け組」ばかりではないものの、やはりこのご時世景気のいい話はなかなか聞こえてこない。 この本で取り上げられている「お金の減らないお金持ち」はあくまで「勝ち組」のお金持ちに限定される。実際には「お金の無くなったお金持ち」もいる。・・いやむしろその方が多いのかもしれない。ましてやサブプライムショック以降はなおさらだ。 本書はその点に、重々留意しながら読まなければならない。
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