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お金より名誉のモチベーション論  <承認欲求>を刺激して人を動かす
 
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お金より名誉のモチベーション論 <承認欲求>を刺激して人を動かす [単行本]

太田 肇
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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お金より名誉のモチベーション論
ビジネスマンの多くは、経済学が想定しているような、お金のためだけに働く「経済人」ではない。むしろ目先のお金よりも他人から認められ、尊敬されることを重視する「承認人」である。ただ、その「承認欲求」を表に出しにくいのが日本人の特徴。本書は日本の組織や社会構造を分析し、日本人の認め方、認められ方を考察する。

日本では、大きな成果を上げたり、卓越した実力を発揮することで積極的に認められるよりも、義理を果たしたり、周りとの調和を保つことで消極的に認められる場合が多い。著者は前者を「表の承認」、後者を「裏の承認」と呼ぶ。裏の承認を重視する風土は画一性と調和を重んじる農業社会や少品種大量生産の工業化社会には適していたが、個性や創造性が求められる情報化社会では障害になる。

閉鎖的で流動性に乏しい日本社会では、名誉や尊敬が全人格的な序列につながり、誰かがそれを手にすると誰かが失う「ゼロサム」の関係になりがちだった。「表の承認」の文化を広げるには、名誉や尊敬を全人格的評価から切り離し、多様な基準で認める「名誉の分かち合い」が必要だという。様々な企業の取り組みを紹介しながら、隠れた「承認欲求」を引き出し、インセンティブとする手法を解説する。


(日経ビジネス 2007/03/19 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

 経営悪化で給与が大幅に低下したのに、個人名を表に出すよう
にしたところ、社員のやる気と仕事の質が目にみえて向上した会社があります。
 裏方の仕事に発表の機会を与えたり、職人の仕事をネットで公開したりするこ
とで意欲を引き出しているところもあります。

 人間はお金で動くという「経済人」を前提にした成果主義は、7割近くの社
員に不満や不安を与え、見直しや撤回を余儀なくされました。 お金そのものよ
り、承認や名誉、あるいはプライドやメンツによって動機づけられる人間を
著者は「承認人」と呼んでいます。

 会社や役所、学校の中、地域社会、それに学界や政界などで人々の態度や
行動を観察していると、多くの人は「経済人」よりも「承認人」に近いことがわ
かります。 経済的な豊かさを増した現在はとくにその傾向が顕著です。

 そこで最近は、社員や子供を積極的に「褒めよう」「認めよう」という考え方
が世間に広がってきました。 ところがなぜか、日本人は「認められたい」「偉
くなりたい」という気持ちを正直に表しません。 実際に集団の中で褒められた
り認められたりすると周囲からたたかれたり、仲間はずれにされたりすることも
あり、褒められた本人も迷惑そうにします。

 なぜ日本人は承認欲求を表に出せないのでしょうか?
能力のある人や成果を
あげた人を賞賛することができないのでしょうか?
それは、日本の組織・社会
の構造と深く関わっています。 したがって、このような風土の中で認めたり褒
めたり、また褒められたり認められたりするには工夫が必要になってきます。

 「出る杭」を打ち、「奥ゆかしさ」を美徳とする日本的風土の背後に隠れた承
認欲求をあぶり出し、動機づけるための方法をたくさんの事例やエピソードを用
いながら説明しています。 


登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2007/1/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4492532250
  • ISBN-13: 978-4492532256
  • 発売日: 2007/1/4
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By jiateng4 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
外資系企業で働く際に、大きく戸惑うのが、外国人社員と日本人社員の考え方のギャップでしょう。文化的に異質であることは容易に理解が出来ますが、日常の振る舞いにまで影響を及ぼす何か、が何であるのか、今までずっと腹に落ちていませんでしたが、本書を読んでモヤが晴れました。

外国人のほとんどは、表だった賞賛を期待するのに対し、日本人の多くはそうではありません。そうでない何か、が「裏の賞賛」だと本書は解説します。そう考えると、日本人はなぜ仕事も無いのに上司が帰るまで帰らない(帰れない)のか、が明確になります。

これは古くは江戸時代の連帯責任や、村八分といった思想に連動していると思われますが、こういった政策が、日本人の裏の承認というマインドを醸成したのか、そもそもこういったマインドがあったからこのような政策が実現したのか、と言う点について新たに疑問が生じてきました。

とはいえ、マネジメントとしてこのような考え方を理解することは大変有益でしょう。できれば英訳をして日本人をマネージする外国人に読んでもらいたいと思いました。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 日本企業は昨今、成果主義の導入に躍起になってきた。年功序列制・終身雇用ではこれからは通用しないという考えのもとに。しかし、そんな流れの中で欧米から輸入された成果主義による評価は、果たして良い具合に機能していると言えるのであろうか?

 この著作の中では、そんな成果主義の失敗について、それをただ批判するだけではなく、その改善についても言及してる。メインテーマとして「承認欲求」である。人にはたくさんの欲求を持ち合わせている。生理的欲求や、安全への欲求、社会的な所属を求める欲求、自己実現の欲求。そんなさまざまな欲求の中から、働く人は「認められたい」という承認欲求を持ちながら労働している。そして、それを上手にマネジメントや評価軸に組み込んでいくことで、モチベーションは喚起される。そのような論を、この本の中では事例を組み込みながら紹介している。

 「喫煙ルームでは、なぜ話がまとまりやすいのか?」「踊る大捜査線や太陽にほえろなどの刑事モノドラマの主人公はなぜ、出世に縁のない刑事ばかりなのか?」など、親しみやすい話題から考えを進めていくので、承認欲求の重要性について、研究者の方にも一般の方にも、読みやく、深く知ることのできる一冊になっていると感じます。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は一応ビジネス書の範疇に入るのだろうが、「表の承認」「裏の承認」という分類は社会学的におもしろい。

「日本の組織や社会が<裏の承認>によって支配されている」という指摘は、誰でも知っているエピソードや意識調査にも裏付けられているので説得力がある。<裏の承認>が支配する世界に身を置く者の一人として暗澹たる気分に陥ったが、読み進むうちにそれを克服する方策について知らされ、救われる思いがした。

文章が人間の心の機微に触れ、吸い込まれるような現実味をもつのは、(カバーに記されているとおり)著者のサラリーマン経験による部分も大きいのだろう。

ビジネス書としてよりもむしろ本物の日本人論、日本社会論として高く評価されるのではないか。
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投稿日: 2007/3/6 投稿者: 禁酒家
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