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お葬式をどうするか―日本人の宗教と習俗 (PHP新書)
 
 

お葬式をどうするか―日本人の宗教と習俗 (PHP新書) [新書]

ひろ さちや
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

お葬式は宗教か、習俗か? 通夜と告別式の違いは? なぜ火葬をするのか……。葬儀はいかにあるべきかを比較宗教学的に考えてみる。
お葬式とは、本来、宗教ではなく習俗である。すなわち、成人式や結婚式と同じ儀式にすぎない。しかし、日本人の多くが、そこに格別な宗教的意義があると誤解している。戒名、お焼香、北枕、火葬、年忌法要、お墓の問題……。本書では、葬儀にまつわる習俗と宗教を腑分けし、神道、仏教、儒教との関わりを解説している。
 まず、釈迦やキリストが葬儀に格別な意義をもたせてはならないと戒めた言葉を紹介し、宗教と習俗の違いを明確にする。ではなぜ、「葬式仏教」と呼ばれるようになったのか。それは、江戸時代以降、キリシタン弾圧を目的とした檀家制度により、葬式は僧侶がとり行うようになったからである。
 その他、お通夜、末期の水、お骨上げなどの意味についても易しく解説。著者は本来の仏教思想に基づいた、弔いの心、偲ぶ心があれば、しきたりにこだわる必要はない、と説く。
 死を迎える側も、弔う側も今から読んで考えたい「本当のお葬式の話」。

内容(「BOOK」データベースより)

釈迦もキリストも、葬儀に格別な意義を持たせてはならない、と戒めた。しかし、なぜ日本人は、お葬式に宗教的こだわりを持つようになったのか。戒名、末期の水、年忌法要、墓の問題…。本書では、習俗であるお葬式が、神道、仏教、儒教の影響を受け、いかに儀式化されてきたかを解説。特に、現代の「葬式仏教」は江戸時代以降の慣習であり、本来の仏教思想とは無縁であることを指摘。これからの葬儀がいかにあるべきかを問い直す。死を迎える側も、弔う側も、今から読んで考えたい「本当のお葬式の話」。

登録情報

  • 新書: 220ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2000/08)
  • ISBN-10: 4569612563
  • ISBN-13: 978-4569612560
  • 発売日: 2000/08
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Tod
形式:新書
 つくづく葬式とは奇妙な儀式だと思う。それが盛大であればあるほど、参列者が多ければ多いほど、追悼の念とは裏腹に滑稽さと白々しさを感じてしまう。本人がもはやいないというのに、何をしたところで故人が喜ぶわけがないではないか。
 にもかかわらずわれわれが葬式をやめないのは、それが死者のためにではなく生者のために行なわれているからであろう。葬式はすでに死んだ死者のためにではなく、これから死ぬであろう生者のために演じられる。自分が死んだときにもこのような宴を催してもらえるという幻想を抱かせるために。葬式とは死後の夢を見させるために仕組まれた喜劇であり、だれもが故人のためにではなく自分のためにその喜劇に参加し涙する。
 仏教評論家ひろさちやが書いた本書によれば、そもそも葬式は仏教とは関係がないそうである。さもありなんと思った。こんな世俗的な儀式をお釈迦様が奨励するはずがない。そもそも仏教とは輪廻転生の思想なのだから、個人の死という我の問題をそれほど大きく扱うわけがない。仏教との癒着が日本の葬式の大きな問題点であると著者は指摘する。
「わたしは、死者を幸せにするためにその人をいつまでも忘れないなどというのはインチキ宗教だと思います」「遺されたものがほんとうに忘れることによってしか、死者は幸せになれません」「わたしたちにできるいちばん大きな供養とは、忘れることなんです」と著者は言う。死者とは「かつてはいたけれど今はいない人」のことであり、死とは「過去における有と現在における無」のギャップのことである。つまり死は有という背景(過去)の上にしか描くことができない。有という背景(過去)を消してしまえば(忘れてしまえば)死は消え、死者は死者ではなくなる。
「死んだ後は自分のことは忘れてほしい」という境地にはなかなか達することができないが、葬式という儀式に疑問を投げかける視点を提供してくれる一冊である。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aaa0042 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
  私が死んだときには、葬式などしてもらわなくていいと思っているが、仏教学者の著者に言わせると、その考えはおかしいらしい。葬式とは遺族が行うものであるから、どのような葬式にするかは、本人ではなく、遺族が決めることなのだそうだ。ささやかなものにするか、豪華なものにするかも、遺族が決めることらしい。
 これまで特に深く考えもせずに葬式に参列してきたが、葬式の意味についてよく理解することができた。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぽか
形式:新書
たいていの人が自分の親族の葬儀を行なう。多分世間の常識として行なうはずであろう。一方で、自分の葬儀も自分らしく、葬儀を行なう事を拒絶し、生前葬を希望する方も増えている。死を迎える側、弔う側の意志が通じていなければ、生前葬が実行されない場合が多いのが現実だ。

そこで、もう一度葬儀とは何であるかを問い直してみよう。今更人には聞けない日本の葬儀について本著には判りやすく解説されている。日本の葬儀を理解した上で、もう一度『自分らしい葬儀(生前葬)とは何か』家族で話あう事もよし。一人身(独身・親族がいない)だからといって嘆く必要もなし。
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