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お菓子とビール (岩波文庫)
 
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お菓子とビール (岩波文庫) [文庫]

モーム , 行方 昭夫
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

『人間の絆』『月と六ペンス』と並ぶ、モーム(1874-1965)円熟期の代表作。最近亡くなった有名作家の伝記執筆を託された三文文士の友人から、作家の無名時代の情報提供を依頼された語り手の頭に蘇る、作家とその最初の妻と過ごした日々の楽しい思い出……。人間の、人生の裏表をユーモラスに見つめる、一種の文壇小説。

内容(「BOOK」データベースより)

亡くなった文豪の伝記執筆を託された友人から、文豪の無名時代の情報提供を依頼された語り手の頭に蘇る、文豪と、そしてその最初の妻と過ごした日々の楽しい思い出…。『人間の絆』『月と六ペンス』と並ぶモーム(一八七四‐一九六五)円熟期の代表作。一九三〇年刊。

登録情報

  • 文庫: 333ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2011/7/16)
  • ISBN-10: 4003725050
  • ISBN-13: 978-4003725054
  • 発売日: 2011/7/16
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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過去に、モーム作品は、「人間の絆」「月と六ペンス」「劇場」を
読み、優れた人物造形と人生の機微を上手に描く作家というイメージが
ありました。

この作品は、ある作家が、亡くなったある文豪の伝記を書きあげる為に、若かりし頃の
文豪の過去を知る主人公に情報提供を求めるところから物語が始まります。

語り手である主人公は、文豪とその一番目の妻(ヒロインのロウジー)との交感を
叙情感豊かに、回想していきます。

この作品の醍醐味は、なんといってもヒロインであるロウジーの描写です。
明朗で奔放なロウジーの魅力を如何ともなく引き出しています。

あとがきで書かれている通り、このヒロインには、実在のモデルがいて、
モームの成就できなかった彼女への想いが作品の展開に大きく盛り込まれています。
語り手である主人公のロウジーへの憧憬の念は、モーム自身の実感なのだと思います。

そして、モーム本人が、この作品が一番愛着があるものだとも自ら語っています。
多くの方に是非とも、読んで頂きたい作品です。
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
岩波文庫には、「人間の絆」も「月と六ペンス」もあるのに、もう一つのモームの代表作であり、円熟度の点では最高の本書がどうして入っていないのか、ずっと残念に思っていた。今ようやく待った甲斐があったと満足した。21世紀の生きのよい日本語による翻訳であり、モームが日本語で書けばこうなるだろうと想像できる言い回し、皮肉、ユーモア、比喩がふんだんに使われている。原文で読むに限るという人が時々いるし、作品によってはその通りだろうが、本書に関しては、この新訳によって失われるものは皆無だ。あえて言えば、原作より優れているような気さえする。とりわけヒロインのロウジーの魅力的な全体像が浮かび上がってくるのは原作以上だ。快挙と言えよう。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
楽しみました 2012/1/13
中年以降に読むとよくわかる味わい深い作品です。
以前、角川文庫で読んだものの途中で投げ出していましたが、行方氏の訳が出たので早速読みました。
もともと小説というより自伝的随筆のような本なので、いきおいタラタラとしたものに陥りやすいのですが、それをうまく語らせるように訳出されていて見事です。
ただ、ドリフィールドさんのレビューにあるように2〜3の誤りはあります。特に、アシェンデン少年が初めて自転車に乗るシーンで、原文で
"Go it, go it, two to one on the favourite"
となっているところは、行方氏の訳ではしっくりきませんでした。
また、24章の初めに、ケント州によくある名前として、ガン、ケンプ、コッブ、イガルデンと書きながら、最後のところで、ロウジーがニューヨークにいるアシェンデンによこす手紙の名前(変名)がイッグルデンとなっていてイガルデンとは違う名前のように書かれているのはいただけませんでした。名前のカタカナ表記にはもっと注意が必要でしょう。
この2点にひっかかったほかは、読むのがきわめて楽しく、ゆっくりとモーム特有の皮肉とユーモアを味わうことができました。
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