「お留守バンシー」も3巻目が出て、随分と早い出版ペースです。
さて、今回の話はオルレーユ城のトラブルメーカーの一人、魔女のトファニアが、同窓会に城を使わせて欲しいとアリアに言ってくるのですが、実は高位の魔女13人が集まるサバトのことで、トファニアみたいな腹黒でトラブルメーカーの魔女が13人も集まるなど私だって想像したくないし、当然アリアも断るのですが、事態は彼女をほっぽってどんどん進行していき、どうしよう……という調子で物語は進んでいきます。
どうやら城に厄介事がやって来て、アリアたちが対処するというスタイルでこのシリーズは成立したようで、オルレーユ城の仲間たちがどうコミカルに動くかに重点を置いているように見えます。ただ、引っ掻き回すだけ引っ掻き回した末に、最後マヌケな結末で締められるのは良いとして、後々まだ面倒事が起こることを予感させる終わり方は、物語は厄介事を綺麗に解決して終わって欲しいと思う人には消化不良に感じてしまうのではないかと思います。