妻に先立たれた男性が、生前妻を大切にしなかった後悔の念で、後追い自殺をする・・・。父に反抗ばかりしていた娘が、失って始めてその愛情を知り取り返しのつかない思いから自暴自棄になる・・・。
死別の悲しみから心を病み、崩壊していく――そのような心の病が現代病としてクローズアップされています。それを避けるためにあるのが、グリーフケア(死別による悲嘆ケア)です。そして、「葬式」こそがそのスタートライン。葬儀とは、大切な人との死別体験者が立ち直るために必要な要素を満たすもの。だから「悲しみの儀式としての葬儀」は要るのです。
多くの悲劇の実例を見、そのケアをしてきた、グリーフケアとエンバーミング(死化粧)の日本における第一人者が説く「遺族の為の葬式必要論」。
葬儀とは、1.残された人々が故人を振り返る機会 2.故人に感謝の念を抱く場 3.悲しい、悔しいという思いに遠慮なく浸れる時間 4.霊の処理や供養など宗教的な意味 それらを通らず死者を送ることの危険性を、いずれ送られる側になる全ての人が遺族の為に考えるべきことでもあります。
本書は「時代にそぐわない葬儀なら要らない」という、葬儀仕分けの勧めです。
編集者からのおすすめ情報
著者は、ピッツバーグ葬儀科学大学卒業、ジョン・F・ケネディ大学大学院にて修士号取得。カリフォルニア州で2年間の葬儀社のインターンシップを経て、2001年エンバーマーライセンスを取得(EMB8712)した、日本では数少ない、グリーフサポートとエンバーミング普及の第一人者です。ドラマ化もされた漫画『死化粧師』のモデルでもあります。著者の活動やグリーフケアの考え方は、HPで知ることが出来ます。
http://www.griefsupport.co.jp/
登録情報
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