『お母さんが教える国語』シリーズの三冊目。一年生から四年生頃までの、親子で出来る国語の家庭学習のアイデアが分かりやすく紹介されています。
内容としては、「図鑑や百科事典などを並べるための本棚を置く」といった簡単な方法から、「印つけとメモ書き」や文型の学習・教科書の書き写しなど、本人の工夫と忍耐を必要とする方法まで様々です。ただ、後半の部分は「魔法のアイデア」と言うより、結局、「日々の努力」であるように感じました。「魔法のアイデア」という表題に過大な期待をせず、行き詰まった時のヒントやアドバイスとして読むのが正解かもしれません。
それから「印つけとメモ書き」は、もう少し段階的に習得する方法があると良かったと思います。
ちなみに、著者は漫画本やテレビゲームの類について否定的ですが、幼児期ならともかく、10歳頃の子どもにとっては偏見によって損をしていると言わざるを得ません。例えば、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という作品(特に40〜90巻)の日常会話における日本語表現と語彙の多様さは驚異的ですし、「美味しんぼ」などは表現と知識の宝庫であると同時に食育の面からも有益です。 また、タッチペンを使うゲーム機を利用しての学習は、手や視点の移動が最小限で済むため、集中力が持続しやすく、漢字・計算・英単語などの基礎学力の向上に特に効果を発揮します。