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お尻とその穴の文化史
 
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お尻とその穴の文化史 [単行本]

ジャン ゴルダン , オリヴィエ マルティ , Jean Gordin , Olivier Marty , 藤田 真利子
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、偏見と差別にさらされてきたお尻とその穴について、医学的・文化史的に考察した世界でも初めての書である。この肉体の最も秘められた部位は、古代エジプトに専門医がいたほど医学的に注目されてきたばかりでなく、文化的にも重要な意味を与えられてきた。その快楽は「ソドミー」と呼ばれキリスト教の最大のタブーとなったが、古代ギリシャ・インド・中国では性的快楽の器官として愛され、また中世・近世においても、サド侯爵といった特別な反逆者だけでなく、浣腸を愛したフランスの貴婦人たち、芸術家や英国の紳士たちにも、密かに愛されつづけたのである。古代エジプトの「アヌスの羊飼い」から、ルイ十四世の切れ痔、そしてマリリン・モンローの浣腸まで、隠されてきたもう一つの肉体の歴史が、初めて明らかにされる。

内容(「MARC」データベースより)

アヌスは性器なのか、排泄器なのか? 肉体の最も秘められた部位「お尻とその穴」の医学的・文化的・快楽的意味を歴史的に探る、世界で初めての文化史。歴史的秘蔵図版120点を収載。

登録情報

  • 単行本: 265ページ
  • 出版社: 作品社 (2003/08)
  • ISBN-10: 4878935669
  • ISBN-13: 978-4878935664
  • 発売日: 2003/08
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
さてこの書物には少なくとも三つの問題点がある。

 まず、「文化史」と名乗っておきながら、アヌスと臀部を取り巻く文化史的な考察は全体の半分にも満たず、アヌスの機能に関する医学的説明と、肛門科的所見による様々な疾病とその治療法に関する説明に多くのページが割かれているということだ。恐らくほとんどの人がアヌスに焦点を当てた「文化史」的側面に期待してこの書物を手に取るのであろうが、「家庭の医学」的本書のあり方にがっかりする人もいるだろう。
 第二に、その「文化史」に関する部分も、その出典をほとんどフランスの文献に負っており、イスラムやアジアの事例にも言及はあるが素人の聞きかじり程度の記述に終始しており、全体として考察が浅い。

 第三に、翻訳は改善の余地があるように思える。ただしそれは文体上の問題で、様々な医学用語が的確に訳出されているかどうかについて私自身は判断できる立場にない。

 とは言え、臀部とアヌスに焦点を当てた類書は決して多くはなく、その意味で貴重な文献であるとも言える。「家庭の医学」的部分でさえ、読み進めていくうちに、普段はおよそ顧みることもない肛門が果たしている重要な役割に改めて気づかされることになり、この書物の持つ「身体論」的側面がかなり浮き彫りになる。図版が豊富なのもありがたい。 この書物を読みながら昭和天皇が下血を繰り返して死んでいったときのことを思い出してしまった。あの「下血」の社会史的意味は一体なんであったのかと思わぬ方向に思考が跳んでしまった。

このレビューは参考になりましたか?
33 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By momia
形式:単行本
興味本位で買ったところが,内容はとてもまじめな診断書を兼ねた医学書
でした。大変参考になる記述が多く,病気でお悩みの方にはいい書物だ
と思います。
ただ,有史以来特にサド公爵前後の過去の歴史の掘り下げ方が浅い感は
否めず物足りなさが残りました。
医学書と興味本位の歴史はなかなか一冊では盛り込むことは難しいのかも
知れません。

でも貴重な図版は秀逸です。
筆者に是非続編をしたためて欲しいと希望しています。

このレビューは参考になりましたか?
25 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By moripu
形式:単行本
 「文化史」と言いつつ、医学的な記述が半分以上で「読み物としてはちょっと…」という感じでした。

 しかしながら、図版が非常に豊富で眺めているだけでも面白かったです。かなりあからさまな描写のものも多く、読者の好奇心をあおります。
 「アナル・セックス」の歴史を詳しく語った章もあり「そんなに古くからあったんだ…」とびっくり。この辺りは平易な文章でわりあいと読みやすかったですね。

 読んでおくと、話のタネにはなる本だと思いました。

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