お嫁さんの基本マナーから親戚づきあい、四季折々の挨拶、帰省・訪問時におもてなし、冠婚葬祭、
贈り物や手紙などなど、可愛らしい装丁のわりにかなり幅広くお嫁さんのマナーが網羅されています。
そもそもお嫁さんはどうふるまうべきかという基本が丁寧に書かれているので、一度目を通しておくと
自分がとるべき基本姿勢がよくわかって勉強になります。
たとえば帰省時。
「最近は、帰省がバカンス化している感もありますが、本来は、親や親戚に対して日ごろのご無沙汰を
お詫びするために、年に2回、盆暮れの時期にあいさつにうかがうという意味があります。
夫や子どもと共に顔を見せて、幸せな家庭を築いていることを親に報告して安心してもらうとともに、
先祖にも報告するためにお墓参りを。また、帰省中はお嫁さんとして日々成長している姿を披露する
ため、手料理をふるまったり、家事を率先して行うようにしましょう。」
とあります。
完全にこの本の通りにふるまうのは難しいにしても、こういう基本姿勢がまず頭にあれば、ふとした時の動作で
差がつくのではと思います。
四季折々のマナーでは「松の内」とは何か、「お彼岸」の意味とは本来何か、など、年中行事がなぜ
必要なのかも書かれていたりして、家族と健やかに四季をつむぐ大切さも学べました。
ただ、「日常生活のピンチ」というコラムでは色々なお嫁さんにありがちなピンチ事例集があるのですが、
これが何故か「そもそも義父母は本来厄介なもの」という認識のもと書かれているような気がして、
ここだけちょっと気になりました。
(「義父母の訪問を断りたいとき、どうすれば良いでしょうか」→「子どもの都合や仕事を口実に断って」など、
断りたい、電話しないでほしい、関わらないでほしいといった場合の事例が多い。わかるけど、もうちょっと
前向きにアドバイスしてもらった方が気が晴れるんじゃないかと…)
とはいえ、カバー範囲が広く、記述もとても丁寧なので、お嫁さんなら間違いなく手元に置いておいて
損はない一冊なのではと思います。