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お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書)
 
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お坊さんが困る仏教の話 (新潮新書) [新書]

村井 幸三
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

釈迦仏教は葬儀と無関係。大乗仏教は釈迦仏教にあらず。各種の儀礼は道教と儒教からの拝借。お経は葬儀用に書かれたものではない。中国で創作されたお経も少なくない。往生と成仏は異なる。死後戒名は江戸幕府の押し付け。永代供養は「永代」ではない。仏教界にも「勝ち組」と「負け組」がある。…お寺やお坊さんにとって都合の悪い話にも遠慮なく触れ、仏教の基本と歴史をわかりやすく解説する。

内容(「MARC」データベースより)

釈迦仏教は葬儀と無関係。大乗仏教は釈迦仏教にあらず。往生と成仏は異なる。死後戒名は江戸幕府の押し付け…。お寺やお坊さんにとって都合の悪い話にも遠慮なく触れ、仏教の基本と歴史をわかりやすく解説する。

登録情報

  • 新書: 190ページ
  • 出版社: 新潮社 (2007/03)
  • ISBN-10: 4106102080
  • ISBN-13: 978-4106102080
  • 発売日: 2007/03
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
(1)「格の高い戒名は、その人の善行や宗教上の功徳に関係なく、カネで買える」と言われ、仏教自体が腐敗している表れとして批判されている。
著者はこの点について、お寺の経営問題のような世俗的な側面から論じるのではなく、仏陀が唱え実践した元来の仏教と現代日本の仏教がいかに異なるものであるかという点から説き起こしている。

(2)著者の主張は、不正確を承知で言えば、(a) 釈迦の死後、教団の性格は大きく変容し、自ら悟りを開く宗教から大乗仏教的な宗教に変わった、(b) 仏典・お経そのものが釈迦自身の教義そのままを伝えておらず、そのうえ中国での漢訳を経ることで「偽経」が加えられている、(c) 日本では神道との関係で、神道と仏教の両者が影響を与え合っている、(d) 日本の各宗派は仏陀の教えからは到底導き出せない教義を教えている、(e) 戒名は江戸幕府による宗教・信者統制の結果広く国民に広まったものである、などを説明している。

(3)私は、「仏陀の教えと現代の大乗仏教的な教えとが異なるのは誰でも認識しており、そのことを声高に論じることにどれだけ意味があるか」と思いつつ読んだが、それでも日本の仏教とはどんなものかを再認識する意味では大変興味深く読んだ。

(4)しかし、これらの厳格な主張にもかかわらず、著者は、戒名の現状を否定してはいない。この点については、論理が一貫していないように感じた。
このレビューは参考になりましたか?
30 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By XP
形式:新書
お葬式の際の仏教の儀式などは、日本人なら誰でも知っていることなのだが、その背景はこういうだったのかというような発見をできるので、とても興味深く読むことができました。

特に、大乗非仏説と戒名へのお布施の問題を大きく取り上げています。

この辺をどう評価するかは、判断に迷うところです。

確かに釈迦の自力解脱の教えが仏教の出発点だとしても、日々苦しむ人にやすらぎを与える教えも救済ですし、

お寺だって、生活の糧は必要なので、お布施をもらうのは、サービスの対価として当然ともいえるかもしれません。

作者は、日本仏教は葬式仏教に徹すればよいと、割り切った考えを出していますが、悩み多い現代人にとって、釈迦仏教の執着心からの解脱の教えもありがたい教えだと思うのですが・・・。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
お経って何が書いてあるの?

なぜ声出して読むの?

観音様とお釈迦様ってどういう関係?

もともと子供の頃から宗教行事に腑に落ちないと感じる部分が多かったのと
学生時分から哲学者としての釈迦(というよりガウタマ・シッダールタ)に興味があり、いろいろ調べた結果、その生き方、考え方に共感する部分が多かったこともあり、
釈迦の説いた仏教と現在の慣習仏教の差異に違和感を感じていました。

本書はその疑問にストレートに答えてくれる内容で分かりやすく、読みやすかったです。

特に、釈迦の思想に対する個人的な尊敬の念が集団・組織化される過程で思考の本質よりも、人柄、型(様式)に視点が移行し、その伝播の過程で、阿弥陀仏や観音菩薩のような釈迦以外の仏を誕生させ、さらに南無(サンスクリット語で信頼する)阿弥陀仏というように、釈迦以外の仏への信仰に変遷していく様が非常に興味深い。
もうここまで来ると、ある程度思考が停止していても読経していれば救われるという世界で起源とは間逆だ。

だからといって個人的にはすぐに改宗するつもりもなく、お坊さんを困らせようとも思わないけど一度ゆっくり考えてみると面白いテーマであることは間違いないと思う。
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