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"気になる名著"が"読んだ気になる"ような「気になる本」というかあらすじ本がちょっとしたブーム(?)。
だがしかし、この本は一味違う。
だって、「女子アナで読み解くサルトル」「花火で読み解くハイデガー」「日光金谷ホテルで読み解くプルースト」ですよ!名著どころじゃないですよ!
どんな角度から読み解いてんじゃ!?「なんでやねん」(by ニーチェ)と、つっこみながら半笑いでどっぷりとはまります。
イラストもフジテレビ的なアンニュイさで一層独特の世界観を作ってます。
主に哲学書が多いのだが、こんなにも哲学が面白いとは思わなかった。
そのくらいわかりやすいし、読み解く際の流れも秀逸。
読んだ気になるというよりは、名著の総集編かつ予告編と言う感じで、お厚い世界へのきっかけを作ってくれます。
(実際に扱われた名著を数冊買って読みました)
本の見た目も質感もシンプルかつ重厚で良し。インテリアとしてもどうぞ。
。。。さぁ活字の闇を彷徨いなさい、厚い本の世界に。。。
ちなみに、
単行本化するならDVD化してくれ!というのが本音。番組を忠実に再現しているが、やっぱ番組のほうが単行本の100倍は面白いぞ!単行本を見たらなおさらそう思った次第です。フジテレビどうか一つ。
ないかと思います。DVDなどの映像で欲しかった気がします。
内容は、実際に放送中に使用されていた挿絵が使用されており、
番組を見ていた方は楽しめます。しかし、全放送分が載っている
わけではないので、お気に入りの回がないかもしれません。
書籍データに載っていないようなので列挙しておきます。
・ラーメンで読み解くマキャベリの「君主論」
・ダイエットで読み解くニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」
・コンビニ業界で読み解く孫子の「兵法」
・エンターテインメントで読み解くパスカルの「パンセ」
・女子アナで読み解くサルトルの「存在と無」
・テレビ業界で読み解くフロイトの「精神分析入門」
・グラビアアイドルで読み解くプラトンの「饗宴」
・六本木ヒルズで読み解くモンテスキューの「法の精神」
・駅弁で読み解くソシュールの「一般言語学講義」
・お笑い芸人で読み解くドストエフスキーの「罪と罰」
・日光金谷ホテルで読み解くプルーストの「失われた時を求めて」
・ペットで読み解くヘーゲルの「精神現象学」
・腕時計で読み解くアダム・スミスの「国富論」
・カメラで読み解くキルケゴールの「あれか これか」
・バスガイドで読み解く宮本武蔵の「五輪書」
・花火で読み解くハイデガーの「存在と時間」
・アミューズメントパークで読み解くベンサムの「道徳及び立法の原理序論」
・グルメで読み解く福沢諭吉の「学問のすすめ」
・占いで読み解くカフカの「城」
・ホテイチで読み解く羅貫中の「三国志演義」
以上が載っています。購入の際の参考にどうぞ。
「女子アナで読み解くサルトルの『存在と無』」のように、一作ごとに読者に分かりやすいよう「例え」が為されているのですが、ちょっと苦しい例えが多かった…でも、面白いからアリ。
「お厚い本の内容がたった数分で分かる」というのが歌い文句なのですが、最近流行の「あらすじ本」とは違い「なんとなくクリスタル」的な注釈や作者に関する薀蓄(うんちく)が満載で「これはちょっと原作を読んでみようかな…」という気にさせられる構成になっています。
とっつきにくい「お厚い本」へ若者をお誘いする本…という感じで、これも昔深夜に放送されていた「文学のススメ」という番組を思い出しました。
再放送があれば、是非テレビのほうも見てみたいですね☆
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