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お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!
 
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お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ! [単行本(ソフトカバー)]

加納 明弘 , 加納 建太
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「おやじ死ぬんだろう、だったら、その前にしゃべっておけ」(息子) 末期の肺がんであることが発覚した親父に、息子がとことんインタビュー。 1960年代後半、元東大全共闘・駒場共闘会議のリーダーであった親父が息子に語る、全共闘という時代。

内容(「BOOK」データベースより)

親父、1965年東京大学入学後、東大駒場で三派全学連系の活動家となる。1968年1月、佐世保エンプラ寄港反対闘争で、1968年3月、王子野戦病院反対闘争で逮捕・起訴される。その後、ノンセクトとして駒場共闘会議のリーダーとなり、東大全共闘に参加。1969年6月、東京大学中退。1960年代後半。二十歳そこそこだった親父は何を見て、何を読み、何を考えていたのか。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 256ページ
  • 出版社: ポット出版 (2010/8/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4780801516
  • ISBN-13: 978-4780801514
  • 発売日: 2010/8/12
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
刺激的なタイトルに引かれて購入した。どの世代もそうだが、特に全共闘・団塊世代は「過去を必要以上に語りたがる輩」と「触れたがらない輩」に二分される。どちらも20歳前後の体験が、飲み込んだ石のように体内でうずいているからだろう。
そんな先入観を持って読み始めた本書だが、著者の1人である「親父」はそのどちらでもなかった。過去を美化するわけでもなく、単純に否定するわけでもない。学生運動時代、すでに身につけていた知識と体験を基礎にし、その後のジャーナリストとしての研鑽と体験が驚くべき知的水準の世界を完成させている。
当時、東大全共闘の運動は「知性の叛乱」と形容された。全共闘活動家の「今だから話せる秘話」の暴露を期待した読者には退屈かもしれない第三章の国際政治経済の構造分析は、ある種の凄みを感じさせる。ジャーナリスト時代の「親父」の得意ジャンルでもあったようだが、哲学者・歴史家・国際アナリストもハダシで逃げ出すような冷静かつ分かりやすい分析である。たった2日間の対話で、これだけ濃い内容を喋りつくした「親父」の知性と、それを引き出した「息子」の潜在能力にも感心する1冊だ。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 とにかく面白い。題名にある通り、三派全学連から東大全共闘に至る運動の軌跡を、親父が息子の突っ込みを受けながら語るといった、これまでなかった方法論による、60年代オーラル・ヒストリーである。インタビュアーによる聞き書きという試みは、これまでもなされてきた。しかし、親子のギャップ、世代間ギャップを前面に打ち出しての聞き書きは新鮮であり、理論や思想の理解や継承ではなく、時代の意識や感覚の継承が重要であることを知らされるのだ。
 65年(昭和40年)、東大に入学した親父(明弘氏)は日韓条約反対闘争から運動を開始し、革共同中核派として三派全学連で、67年羽田闘争、68年佐世保エンタープライズ反対闘争、王子野戦病院反対闘争に参加する。後にいう「激動の七か月」にフル・エントリーするわけだ。そしてその理由をベトナム反戦と語る。アメリカの行っている義の無い戦争に反対すること、それがその時代の感性であったこと、世界的同時代現象であったことを息子(建太氏)に説明していく。しかし三派全学連や党派(セクト)の関係を息子はなかなか理解出来ない。ましてや学生が党派の共産主義運動に加わっていく事など、現在において理解の範疇を超えることなのだ。そこで親父は世界史的流れを説明していくことになる。アメリカの大学卒業の高学歴でグローバル的職業の息子でさえ、第二次大戦でドイツとソ連が最も大規模の戦闘を行ったことを知らなかったことについて、オイラも愕然としちまった。
 そして全共闘運動だ。三派全学連の分裂から、内ゲバに至る過程で、親父は中核派を離脱。始まったばかりの東大闘争に専念していくことになる。党派活動家と人的にダブルことになっていたとしても、共産主義運動ではない、個別システムに対する学生の異議申し立てが全共闘運動であったことが、親父と息子の議論の中で鮮明になっていく。新左翼学生運動と全共闘運動の違い、この辺りの理解を掘り下げるためには、もう少し背景になるもの、すなわち文化領域の問題に踏み込んでほしいと、本書を読み終えて思ったのだ。
 現在、新左翼学生運動史を研究する若手の学者や批評家は、文献の研究によって、新左翼の思想や理論が運動を引き起こしたと捉えがちである。しかし実際は運動が始まる中で思想や理論が必要とされたことが、本書を読めば分かるのだ。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
全共闘の親父が、オウムにも少しは関心のある息子と話している内容の本。
親父の1人勝ちの感じがしてしまうのは知恵のせいだが、もう少し息子は頑張って反論してほしかった。これだと素人がプロにインタビューしている感じで終わっている。
やはり団塊ジュニアはダメなのだろうか。親は息子を、ある意味スポイルしてしまったのだろうか。
「時代」、と言ってしまえばそうなのかも知れないが…。
でも、親父は頑張っている。なんとか理解してもらおうとして、優しく話している。その頑張りがうれしい。
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