葛飾北斎の絵を使った表紙とタイトルの時点だけでも
勝負あり!な好・濃・高インパクトの本です。
もちろん内容はちゃんとした本でして、
生殖/性活動が担っていた、社会的・経済的な意味を、
はばひろい階級の事例をもとに押さえてあります。
長男相続がモットーだったようなイメージをうけがちな
江戸時代の家族のあり方ですが、実際それが徹底されていたのは
江戸時代の武士だけであり、たとえば商家の場合だと
長男が相続する場合は、長女が入り婿をもらって相続する場合より
貸し付けの額が「信用ならぬ」ということで減った・・・などという
エピソードが多数紹介されていて、「へぇー」の連発でした。
おもしろく、しかもなかなかに読みやすく作ってあるので
サクサクと読んでいけますよ!
個人的には、最近いろんな発見がある
大奥関連などは典拠としている資料が若干古いかな、と
思うところもありましたが、なかなかのオススメ本です。