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23 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
極上の物語。,
By
レビュー対象商品: おーい!竜馬[新装版] 1 (ビッグコミックススペシャル) (コミック)
私事ですが高校生の頃、大の龍馬ファンでこの漫画はもちろん、様々な刊行物を読みあさりました。しかし、今あらためて考えるに、余りにもできすぎた龍馬像に少々、うさん臭さを感じているのも事実です。明治政府で立場のなかった土佐出身の閣僚が亡き龍馬を持ち出し利用して、喧伝して土佐の復権をはかったという事も後々、知りました。薩長同盟なんて、本当に素浪人ひとりでできるものだろうか……そんな心持ちの人間が、改めてこの漫画を読み返して思ったのは、やはり、坂本龍馬は、物語としてほぼ完璧な精度と強度を持ち合わせているということです。読み終えるまでに、土佐郷士の悲劇と、維新回天に夢をはせる若者たちの情熱に、少なくとも10回はボロボロと泣いてしまいました。そして物語は中央突破の美学に彩られています。並み居る敵のど真ん中を単身、悠然と闊歩する龍馬の姿に、言い知れぬ爽快さを感じずにはおれません。史実はどうあれ、それはやはりすごいことだと思うのです。坂本龍馬という人物の誕生から死までを物語として紡いだ書籍は、現在に至るまで、「龍馬がゆく」とこの「お〜い!龍馬」しか存在しません。どうぞ手にとってみてください。極上の物語がここにはあります。
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大河の影響での出版でしょうけど・・・、,
By (*^ワ^*) (東京都葛飾区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: おーい!竜馬[新装版] 1 (ビッグコミックススペシャル) (コミック)
それでも、この作品がリニューアルされて出されるのは、ファンとしては嬉しい。つくづく思うのだが、「絵」として、小山ゆうほど、竜馬の雰囲気を明確に描いている作家はいないと思う。 思わず、「ハッ」とさせられてしまうほど、小山ゆうの竜馬は魅力的だ。 僕の中では、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」とこの「お〜い!竜馬」が坂本竜馬のイメージの原点です。 大河も良いですが、是非、この作品の素晴らしさを実感してもらいたいですね。
22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
龍馬漫画の金字塔,
By
レビュー対象商品: おーい!竜馬[新装版] 1 (ビッグコミックススペシャル) (コミック)
天下のNHKでは、幼い頃剣も学問もてんでだめで泣き虫だった龍馬が、どんな経験を経て大人になっていくかを、どう表現するのかと興味を持って見ていたが、母を亡くした後、「いきなりイケメンミュージシャンとなって爆誕する」 というラノベ作家も真っ青な、身も蓋もない離れ業をもって描き、日本中の龍馬ファンを驚愕させた・・・ しかしその点を本巻は丹念に描いている。 幼い竜馬の身に起こる一つ一つのエピソードはどれも心を揺さぶられずにはいられない。竜馬が少年から青年へと遷り変わる回のエピソードに心震えなかった読者はいないだろう。昨今の優しく強い龍馬のキャラクター像は小山・武田の「竜馬」をもって完成したとも言える。 大河の龍馬が(本書を参考にしたかは分からないが)、「優しい」を思いっきり穿き違え「争いを好まない優男の草食系男子」という味も何もない無個性な平和主義者のような人物像に仕立ててしまったのと対極的に、今作の竜馬はドロや涙にまみれながら、必死に動乱の時代の中を生き抜いていく。 大河放送をきっかけにこの漫画に興味を持たれた方、本書の竜馬を「今」の龍馬と比べながら読んでみるのも面白いです。
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