マンガ界の偉大なる“女芸人”伊藤さんの新刊。
待ってました! なんですが、
3巻はちょっと筆の迷いが見え隠れ、かな?
これまでの伊藤さんの持ち味が
『負け犬』『よっぱらい』『自虐』などの
豪快なダメッぷり列伝によって
支えられているので、
自身のおめでたごと(結婚や妊娠など)が、
ちょっと本人的に照れくさいのか(?)
読んでいて、まだ笑いにまで
昇華しきれてない感じがしちゃいました。
あと「血の繋がってない身内」って、
いじりづらいですよね。
自分の親兄弟なら、ちょっとぐらい悪く書いても
笑ってすまされる気がしますが、
配偶者とか、配偶者の親とか、ぜったい作品を読んでるから
気を悪くされないように気をつけないといけないし。
ということで、今作は作品の間から
「遠慮」が見え隠れしてしまったように思います。
(ちなみに私は、着物にのめりこむ仲間とのくだりや、
「はっぱをかける」の回で笑ってしまいました)
でも、すっごく希有なマンガ家だと思うんで
これからのライフステージの変化も、
どーんと引き受けて、もっともっと書き続けていってほしいです。
だって伊藤さんが幸せなことが、
ファンの幸せでもあるので。