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おろち 4 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4)
 
 

おろち 4 (ビッグコミックススペシャル 楳図パーフェクション! 4) [コミック]

楳図 かずお
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

人間の奥底に潜む、暗き情念を…。悲しみ、怒り、限りない不幸、そして死を…。翻弄される運命に寄り添い、見届ける魂の看護人。その美少女の名は……おろち。

登録情報

  • コミック: 324ページ
  • 出版社: 小学館 (2005/12/26)
  • ISBN-10: 4091800491
  • ISBN-13: 978-4091800497
  • 発売日: 2005/12/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:コミック
 楳図perfection版『おろち』は全四巻で、本書が最終巻にあたります。『眼』『血』の二編を収録し、最終巻に恥じないものとなっています。

 

 『眼』は自宅で行われた殺人に立ち会ってしまい、後日冤罪で捕まってしまった父親の疑いを晴らすため、真の殺人犯を見つけることに奮闘する盲目の少女の話。この世の中は本当の意味において、誰が盲人で、誰がそうでないのか。探偵もの、ミステリものを思わす、スリリングな物語です。

 『血』は第一話『姉妹』を受けてのものなのかは不明ですが、再び姉妹の話。名家に生まれた姉妹のうち姉はその慎ましい態度からあらゆる素行を讃えられるが、対して妹は常に比べられ、時には周囲のあまりに理不尽な行いに涙する。そのような境遇で育った彼女たちが成長して後には、いったいどのような物語が描かれるのか。女の心理を穿つ楳図先生の筆は、やはり姉妹という題材を扱うことにおいて最も冴え渡るのか。『おろち』全編の中で、最も壮絶、最も残酷な話です。

 『おろち』は最終巻になっても、一向にその物語は衰えを見せません。この頃から『わたしは真悟』のときまでが、楳図先生の才能が最も花開いた時期ではないでしょうか。漫画史に燦然と輝いていながらも長い間文庫でしか読めなかったこの漫画(しかも近年、絶版になったのか入手困難だった)を、すばらしいデザインと装丁で復刊してくれた小学館編集部には頭が下がる思いです。

 いまは『森の兄弟』などの初期短編が非常に豪華な版で復刊されたり(自分は学生の身なので手が出ませんが…)、映画化が相次ぐなど、楳図ファンにとってかなりありがたいご時世です。その煌くほどの功績に対してやや遅い見返りのようにも思えますが、ファンとして素直に喜ぶとします。いつの日か全集が出ることを夢見て、この良質なperfectionを収集していこうと思います。若いころ楳図作品に大なり小なり魅せられた方は、ぜひぜひ購入してください。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 椅子人間 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:コミック
最終話である第9話『血』は第1巻・第1話『姉妹』と同じく、姉と妹の愛憎渦巻く物語です。衝撃的などんでん返しがあるのも共通してます。こちらもシリーズ屈指の名作だと思います。おろちに秘められた不老不死の謎も、ほんの少しだけど明かされます。第8話の『眼』は、シリーズ中では存在感の薄いエピソードかも。

「おろち」シリーズは絵も素晴らしいですが、特に『血』は厳かで美しい洋館の内部や、背景のシュルレアリスムのような不思議な模様など、最初から芸術的な絵が連続して見とれてしまいます。

たった4巻で終わりというのが、あまりにも惜しまれる傑作シリーズです。当時は週刊連載3本に月刊連載に読み切り等も掛け持ちという殺人的スケジュールだったそうですが、その中でこのクオリティーの話を揃えたというのは驚異的だと思う。

先生はもっと続けておろちがロケットに乗る話が描きたかったのに、少年サンデーの編集長が交代し、新編集長の方針で続けられなくなってしまったそうです。「神の左手悪魔の右手」にしてもそうですが、雑誌側の理不尽な理由で名作が終わってしまうのは、とても悲しいし腹立たしい思いがします。

第8話「眼」
第9話「血」
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形式:コミック
どこからともなく風のように現れる少女“おろち”。彼女が見つめる人々の人生。

「秀才」親子3人で子供の誕生日を祝うところに強盗が現れ、子供が刺された。この子の人生をおろちは見つめる。

「眼」盲目の少女の家に賊が押し入ってそして・・・。
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