タイトルの「おやんなさいよ でも つまんないよ」とは、女婿として松井証券の後継者となった著者が、前任者の松井武に言われた言葉である。以来、著者は、それならおもしろくしてやろう、と経営改革に取り組んできた。営業の否定、手数料の大幅値下げ、株式保護預かり口座管理料の無料化…。絶妙なタイミングでドラスティックな改革を実現した松井道夫の経営手法と哲学が本人の力強い言葉で語られている。IT時代だからこそ人間にしかできない技能を磨くべきだとする主張や、顧客中心主義の考え方、「顧客は囲い込めない」という主張は、いまの経営者にとって参考になる部分が多いのではないだろうか。竹を割ったような主張からは、大勢に迎合せず、独自のやり方を貫く松井の反骨精神が伝わってくるようである。
本書にはまた、「自由気ままな放蕩生活に明け暮れた」という学生時代や運輸省に梯子(はしご)を外された経験から規制産業のもろさを学んだという日本郵船時代、妻との結婚から後を継ぐに至るまでの過程などもつづられている。人間・松井道夫を知りたい向きにとっても興味をひかれる1冊であろう。(土井英司)
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ただ、教育業界で働く私としても、この話は良く分かります。教育にとっての顧客は言うまでもなく、学生であり父母です。でも、実際の改革の際には、滅多なことでは学生父母の方向は見ません。なぜなら全ての
生殺与奪の権利を持っているのは文部科学省だからです。
この本を読んで、同じこと!が資本主義の中枢までも蝕んでいたんだなあと思うと同時に、この国は果たして本当に資本主義だったのか?という疑問を持ちました。
一発当てようと考えている人をはじめ業界体質がまだまだ古い建設業、
印刷業、病院、卸売業などの経営者には特にお薦めしたい。
日本のように規制があったり、横並び意識の強い環境においては
ビジネスチャンスがたくさんあるんだということを改めて再認識した。
異業種組が成功するパターンは多い。異業種組の活躍がもっと出てくると
思う。
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