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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ファンタジックなリアリティ,
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レビュー対象商品: おやすみプンプン 2 (ヤングサンデーコミックス) (コミック)
感情移入しすぎて涙が出そうになった。けど、大半の読者は僕のこんな感想に「?」 となってしまうはず。これは悲劇なんかじゃないけど、喜劇でもない。何処にでも在るようなありふれた少年のありふれた日常。だけど物語の軸にいるプンプンにとって、はたしてこれは正常と呼べる日常なのだろうか?プンプンの過ごしたこの「リアル」は、僕の少年時代ととても似ている。だからこそ、言い切れるのは徹底的に絶望した少年にとって、生きる事は地獄だということ。最愛の人がいなくなった。信じ続けた愛情は自分の目の前でぶっ壊れた。胸にぽっかりと穴が開いたような孤独感。まるで自分だけが地球に唯一存在する宇宙人のようだ。胸を借りる相手もいないのに、どこに涙を落としたらいいんだ?この叫びさえも誰にも届かないというのに。タイトルはそんな少年に対しての慰めの言葉なんだろう。悲しくて、淋しくて、泣き疲れたのなら、眠りなさい。 辛かった自分はこんな言葉を欲していた気がする。誰かに頭を撫でられるようなその台詞に、どうしようもない、行き場のない衝動と切なさを僕は感じた。 プンプンが行き着く場所は何処なのか、僕はすごく気になる。今の自分の居場所さえ分からない僕は浅野いにお氏に見せ付けて欲しいのだ。僕のような、プンプンのような、絶望しきった少年の行き着くその場所を。願わくば。
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「おやすみ」と言ってあげたい人たちへ。,
By K/A (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: おやすみプンプン 2 (ヤングサンデーコミックス) (コミック)
1・2巻を読んで、人間心理のアヤを本当にうまく突いた漫画だなぁ、と感心した。シュールレアリスム云々という評価よりも、「シンプルなデザインの功罪」をうまく利用した作品です、これは。確かに、シュールレアリスムなら散りばめられている。主人公プンプン自体の、シンプルをさらにシンプルに削ぎ落としたような容姿、周囲を取り巻く大人の非現実的な表情。けれどもそれにはきちんと節操というものがあって、街並みや空、風景といった何の「罪」もないものは、きちんとした理性を持って描かれている。シュールレアリスムとは、言ってしまえば中途半端な理性の解放である。 まあ、とりあえずその話は置いておくとして、作中のプンプンはとにかく「被害者」だ。愛子ちゃんの一言一言一喜一憂一挙手一投足に翻弄され、男友達のヤンチャに翻弄され… 人間、日常生活を送る中で最も疲れる行為は「翻弄される」ことだ。あの、誰が見ても打たれ弱そうな(デッドボール一つでもくらったら再起不能になるんじゃないか?)プンプンが、とにかく翻弄されまくっている、何とも救われないお話。けれども、あのプンプンのデザインとどこかコメディの匂いをちらつかせたリアクションが、そんな「痛み」のリアリティを和らげてしまうおかげで、残酷にも我々読者は「連続する翻弄」に耐えることができてしまうのだ。冒頭で書いた「人間心理」とは、つまりそういうこと。やっぱり、何とも救われないお話。 そんな中で、唯一の救いが「おやすみプンプン」というあのタイトルだろう。「おやすみ」という言葉をタイトルとすることで、プンプンのすべての受難に、このねぎらいの言葉が与えられている。自分がプンプンの立場で「おやすみ」と優しく声をかけらたときを想像したら、なんだか泣きそうになった。作中でこの言葉が出てくるタイミングも絶妙。それは読んで確認してください。 色んな意味で「救われたい人」は、一読の価値ありです。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この本を一言で表現するなら…,
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レビュー対象商品: おやすみプンプン 2 (ヤングサンデーコミックス) (コミック)
まさに「青春」しかないでしょう。話の展開の上手さもさることながら、プンプンの1コマ1コマの微妙な表情の変化が絶妙で、プンプンの純粋な心に魅力を感じる読者も多いことと思います。
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