「くだものだもの」に続く第二弾です。
「くだものだもの」、がとにかくあまりにも秀逸で
幼児でも一度読めば半分ぐらい、二度読めばほぼ全部、覚えられるぐらい
素晴らしい文章のリズム感と、統一されたイメージだったのに対し、
この「おやおやおやさい」は何度読んでもちょっと惜しいかな、みたいなのが
いくつかはいっているのは残念です。
たとえば、「とうがらしのとうさんとうとういっとうしょう」、など、
ちょっと長すぎるかな、みたいなのもいくつかあります。
「きゅうりはきゅうにとまれない」とかも「車は急に止まれない」という元ネタ?が
心に浮かんでしまったりしますし。
「くだものだもの」の方は今こうして書いていてもすべてのページの文章を
思い出せますが、こちらはたぶんそこまでならないし、それほどは読み込もうとは
思わないと思います。
でも、「くだものだもの」にはまった人なら、とにかくこの世界をもっと
体験したくて買ってしまうでしょうし、惜しい点はあるとしても
とにかく同じ世界の新作が読みたい!!と中毒のように待っていた読者には
まあまあ、期待に添えるレベルかと思います。どちらか一つ買うなら
ぜったいに「くだものだもの」ですが。
蛇足ながら、第三弾「おかしなおかし」というのが今年の「こどものとも」
で出ていますが、それは「くだものだもの」にけっこうならぶレベルと思います。
お菓子の絵も可愛いですし、おすすめです。
ちなみに私のお気に入りは「窓辺でまどろむマドレーヌ」です。