本書は、日経新聞記者が書いて、日経新聞社が刊行して直後に、日経新聞の書評で絶賛されて話題となった。
この恣意的に話題を作って自社本を売る行為は、マスコミとしてのモラルや社会的責任が問われるべきだ。
日経新聞には今後、自社本の絶賛は、中立な書評欄ではなく、広告欄で広告料を払ってやることが求められる。
本書の主人公、梅原氏の話は有益で面白い。しかし、この話は梅原氏ご本人が書いて7月9日に刊行された本
ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景の方がリアルで引き込まれる。
ここで2つ目の問題。ご本人が書いた良著が刊行される僅か10日ほど前に、日経新聞が本書を刊行し、
日経新聞の書評欄を使い本書を、元祖に先がけて話題を集めた手法にも異議を唱えたい。
最後に、梅原氏の話そのものは非常に面白く示唆に富む。だから、地方再生やデザインの関係者は
梅原氏の話を(日経新聞の本書ではなく)ご本人の著書にて、ご本人の体験談として読むことをお勧めします。