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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
超豪華ファンブックの感,
By 184 "184" (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: おまえさん(上) (講談社文庫) (文庫)
ぼんくら〜日暮らしのあの世界に魅了されている人なら、それぞれのその後がわかるこの本は必見、 逆にそうでないなら買うほどの事はないという感じです。 ぼんくらにあった、全てが一つに繋がっていくカタルシスは感じられず、 謎解きの部分は、宮部みゆき作品の基準の中では星三つという感じです。 その代わり、見事な筆力で紡がれる長編のそこここに、 様々な登場人物のエピソードが散りばめられていて、それを一つ一つ楽しみ、時には涙できます。 それでも点を3から上げないのは、 ちょっとイライラした点があるからです。 元から、思い入れのある人物をやたら持ち上げる気のある作家さんですが、 弓之助はちょっとやりすぎでは…。 冒頭や要所要所で褒めるだけならまだしも、 登場する度に、手を変え品を変え長々と褒めまくり、 いい加減鼻につきます。 物語のキーとしてうまく機能する程度に留めるとか、 文章に自然に溶け込んでいるならいいのですが、 むしろ弓之助の魅力を損なっているように感じました。 そうは言っても、読んでいて楽しいし、 今までの登場人物のその後も大体分かるので、 超豪華ファンブック…ぼんくらファンなら楽しめる本というのが正直な感想です。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高でした,
By
レビュー対象商品: おまえさん(上) (講談社文庫) (文庫)
宮部みゆきファンという訳でも無いし、時代劇風が好きな訳でも無いけど、最高に楽しませてもらいました。「おまえさん」は、3部作の3冊目、ということで、既に登場人物の人物像、人間関係も出来上がっているし、前作への言及もある。前の2作を読んでなくて、最初に「おまえさん」を読んだ私としては、最初は大いに戸惑った。しかし、何とかその部分をクリアすると、まあ、江戸の街に住んでいたたくさんの人たちの個性と人物像が生き生きと浮かび上がること。まるで、その時代にワープしたかのように、たっぷり楽しませてもらった。 江戸の町人物語としても十分な出来だが、体裁は、刑事物。刑事物としての謎解きの部分も、素晴らしい仕上がりで、本当に感心してしまった。中身が濃くて、読むのに時間がかかる本だったが、是非是非お勧めしたい。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
弓之助の今後は・・・,
By
レビュー対象商品: おまえさん(上) (講談社文庫) (文庫)
宮部作品は主要登場人物のみならず脇役に至るまでの一人一人の人物描写が見事。現代ものだとそれがしつこすぎて途中でうんざりしてしまうのだけれど、時代物ではさらりと読めてしまうのは何故だろう? 江戸物は作家の数だけあれど、「ぼんくら」シリーズの粋でとぼけた味わいは宮部氏ならでは。登場人物それぞれが抱える屈託が、微笑ましく、滑稽で、痛ましく、そして哀しい。 初登場の弓之助の兄貴、おいしいところ持って行ったな。それにしても、平四郎の奥方は大人物だ。 弓之助が平四郎の後を継ぐまでシリーズを続けてほしいと思う反面、大成しない天才子役のような危うさを弓之助に感じてしまい、今後が心配・・・
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