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おひとり京都の秋 (光文社新書)
 
 

おひとり京都の秋 (光文社新書) [新書]

柏井 壽
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

秋。一年で、京都が最もにぎわいを見せる時期。だからこそ、ひとりで旅をしたい。雑踏の中、ただひとりで京都の紅葉を、思いのままに堪能したい。
あるいはちょっと遠くにまで足を伸ばして、隠れもみじをひとりで探す。かさこそと落葉を踏みしめて、古寺のほとけさまに手を合わせる。誰に追い立てられることもない。静かな、静かな秋がそこにある。(「はじめに」より)
もみじ狩り、月見行事に、山里の奇祭。秋の味覚に舌鼓。宿坊体験で身を清める。何度も訪れているはずなのに、いつも新しい京都がある。秋ならでは、「おひとり」で楽しめる京の魅力満載。四季ごとに京都の魅力を伝えるシリーズ、「夏」に続く第2弾!

内容(「BOOK」データベースより)

もみじ狩り、月見行事に、山里の奇祭。秋の味覚に舌鼓。宿坊体験で身を清める。何度も訪れているはずなのに、いつも新しい京都がある。秋ならでは、「おひとり」で楽しめる京の魅力満載。

登録情報

  • 新書: 284ページ
  • 出版社: 光文社 (2010/9/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334035868
  • ISBN-13: 978-4334035860
  • 発売日: 2010/9/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
京都の四季を紹介するシリーズの第二作。期待以上の仕上がりに
満足した。紅葉は穴場と近江の湖東三山。泊まりは宿坊や奈良。
食はバラエティ豊かと、著者の引き出しの多さに舌を巻く。

ガイド本としては勿論だが、本作は読み物としても傑出している。
桂離宮、銀閣寺のエピソードなどは、興味深く読んだ。
おそらくは最近、著者が別名で推理小説を手掛けているからだろう。
単なる紹介記事に終わらず、一篇のドラマになっている。

次は冬版が出るのだろうか。
読む側のハードルは益々上がる。励ましの意味も込めて
五つ星としておこう。
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By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
2010年10月10日発行の初版2刷を持って、錦秋のはしりの、観光ラッシュのピーク前の京都・滋賀をひとり旅してきた。

このコンパクトな新書1冊あれば、秋の京都・滋賀のガイドブックとして十分。巻末の地図が充実しており、まず見開き2頁で京都市内広域図があるので、主な観光スポットとJR、私鉄、地下鉄の路線の関係が把握でき、さらに本文で紹介した寺社・店舗・宿の所在地がわかる拡大図A〜Qが続く。

そして地図の順番に並べた寺社リスト、店舗リスト、宿リストが続き、各々の住所、電話番号、アクセスと本文での説明箇所(頁番号)を記すとともに、寺社については拝観時間と拝観料、店舗については営業時間と定休日、宿についてはURLも載っており、巻末だけで主要な情報を把握できる。今年現在、定休日等に変化はなかった。

本書では巻末の地図・リストと本文での紹介記事がリンクしているので、本文を読んで行きたいスポットを巻末で確認するもよし、偶々自分がいる場所の近くのスポットを地図で見つけて詳細を本文で確認するもよし。つまり、計画を事前に練った旅にも、足の向くままの旅にも役立つ。

私は特に食べる処を見つけるのに本書を利用したが、京都人が目をつけた穴場的な食堂や駅なかのレストラン等、どこも確かに食事は旨かった。ただ、加茂茄子(p.122)は紅葉の「時節」のものとは言えないでしょう。
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By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
多くの人が京都の秋を愛でるために来られますが、そんな秋の京都をおひとりでも堪能できるように、京都を知り尽くした柏井壽さんが持てる知識を惜しみなく披露している本です。

柏井ファンですから、出版される度に購入しています。柏木圭一郎名義の小説と併せて結構なペースで出版していますが、それでもしっかりと取材して質を落とさないように努力されているのが分かる内容でした。

冒頭、桂離宮の秋の姿を紹介しています。月の桂と言われていますが、ブルーノ・タウト『ニッポン』の一文も披露して、日本の代表的な庭園美を賛美していました。筆者にとって初めての桂離宮のようですので、出来れば本当の秋の季節に訪れて記載して欲しかったですね。当方はこの秋も訪れてきましたが、実に魅力的な景観が広がる日本一の名庭園だと評価しています。なお、桂離宮近くの『中村軒』の「麦代餅」は定番ですし、必須のものでしょう。

旬のもみじは街中での項目では、北野天満宮のお土居周辺の「もみじ苑」、堀川寺之内の「妙覚寺」、そして穴場と言える「達磨寺(法輪寺)」、そして京都で一番紅葉の遅い下鴨神社の糺の森の名残のもみじを挙げています。いずれも一味違う京都の秋を堪能できる場所ですから、リピーターの方でも頷かれる記載内容でしょう。

本書では約50ページにわたって滋賀県の紅葉の名所と味覚を取り上げています。京都がテーマなのに、滋賀県とはという方もおられるでしょうが、京都の紅葉の名所を毎年訪れている当方ですが、記載の近江の寺院の紅葉もまた格別でした。
筆者同様、永源寺と湖東三山と言われている百済寺・金剛輪寺・西明寺を、本年まさしく最盛期に訪れてきましたから、本書での紹介もまた頷けました。空気がきれいな山寺ならではの風情とスケールの大きさは取り上げる値打のある寺院群です。遠方から来られる人なら、このあたりも京都と一緒に廻るのにはさほど抵抗がないでしょうから。
ただ、筆者は本書執筆のため夏に訪れています。レンタカーを借りて全てを半日くらいで廻られたみたいですが、紅葉の頃は渋滞と駐車場不足でまず不可能ですから、気をつけてください。

なお、高雄の神護寺も後半箇所で記載がありましたが、書かれていない情報としては、少し足を延ばして小野郷にある岩戸落葉神社の散り銀杏の絨毯の美しさは、三尾と併せて見られたら良いと思います。こここそ穴場でしょうから。

草津の『滋味康月』はいつか訪れたい雰囲気が誌面から漂っていました。このようなお店の発見には定評があります。実際、筆者の体験に基づく記載ですから安心です。奈良のホテル日航奈良もそこに泊って評価していますから、いつものようにしっかりとした裏付けが感じ取れました。
巻末に地図も詳しい寺院や食事処、ホテルの説明がまとめて掲載してありますので、ガイドブックの代わりの使用法もありでしょう。

なお、細かいことですが158ページの岩手の『毛越寺』は「もうつうじ」ですので、一応指摘しておきます。また、219ページの西本願寺の「飛雲閣」を初めて筆者は知ったようですが、ここの公開時期は相当限定的で非公開と同じように書かれないといつでも拝観できるのだと読者が誤解を招くと思いました。
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