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おひさまいろのきもの (日本傑作絵本シリーズ)
 
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おひさまいろのきもの (日本傑作絵本シリーズ) [単行本]

広野 多珂子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

女の子、ふうは、小さいときに重い病気をしました。そのときから、ふうは自分の目でなにもみることができなくなってしまいました。ふうは秋祭りに友達と三人でいっしょにいくことを約束しました。友達の家が秋祭りに着る着物をつくっていますが、ふうの家は布を織る糸を買うことができず、布を織るはたおり機もないのです。それでも、ふうは「新しい着物を着て、秋祭りにいきたい」と、ずうと思いつづけていました。「ふうにも着物をつくってあげるね」と母さんがいってくれました。それから、母さんは毎晩、畑仕事が終わってから、わらぞうりをつくりはじめました。そのお金でやっと布が織れるだけの糸が買えました。母さんは何日もかけて糸を赤く染めると、友達の家から小さなはたおり機を借りてきました。母さんの織る音を聞いているうちに、ふうも織りたくなりました……。大正時代を背景に描かれた日本の美しい原風景の絵本です。広野多珂子の新しい境地が開いた心を打つ感動作です。

著者について

広野多珂子(ひろの たかこ)1947年、愛知県に生まれる。スペインのシルクロ・デ・ベージャス・アルテスで美術を学ぶ。帰国後、児童書の世界に入る。絵本の作品に『ねぼすけスーザのおかいもの』などの「ねぼすけスーザ」シリーズ、『ちいさな魔女リトラ』『わんわんなにしてるの』『あめだからあえる』(以上、福音館書店)など多数ある。主な挿絵の作品には、『魔女の宅急便その2』(福音館書店)などがある。千葉県在住。

登録情報

  • 単行本: 35ページ
  • 出版社: 福音館書店 (2007/9/30)
  • ISBN-10: 4834022935
  • ISBN-13: 978-4834022933
  • 発売日: 2007/9/30
  • 商品の寸法: 30.4 x 26.2 x 0.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本
趣旨は違うものの、読みながら『アンナの赤いオーバー』を思い出した。
作品の底に流れる“母の愛”は、古今東西変わらない。

月刊の「こどものとも」で『ねぼすけスーザのおかいもの』に出会って以来、
広野さんの細かな筆づかいと明るい色に惹かれて、いつもほれぼれとしてしまう。

目の見えない“ふう”が、秋祭りに新しい着物を着たいという。友だちのさっちゃんも
たみちゃんも、おかあさんが布を織り始めているのを知ったから。
絵の背景から、また着ている着物から、まだ春浅い頃だとわかる。
ふうのおかあさんの奮闘が始まる。母一人子一人の暮らしなのだ。
少しずつ、少しずつ……。
秋祭りのための着物が、気の遠くなるような過程をへて、できあがってゆくようすは
はらはらどきどき。ふうの努力も、おかあさんの忍耐もほんとうにすばらしかった。

あとがきのようなことばによれば、時代は大正末期から昭和初期の想定だという。
そして、「ふう」という女のこ、「着物」というモチーフには、広野多珂子さんの
お母さまへの思いが詰まっているのだとわかり、胸いっぱいになった。
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