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おぱらばん (新潮文庫)
 
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おぱらばん (新潮文庫) [文庫]

堀江 敏幸
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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第12回(1999年) 三島由紀夫賞受賞

メタローグ

パリ郊外を舞台に、レトリカルでマジカルな記述の路地をさまよう作品。私が「純文章」という名称を用いはじめたとき、目の前でその概念をみずから体現してくれていた作品である。本書が三島賞を受賞した際、「エッセイ」と受け取るか「小説」と見做すか、選考委員のあいだでも見解が一致しなかった。業界がいわゆる「純文学」と認めた優れた文章の作品でありながら、ジャンルの定義に嵌まらない。それなら「純文学」より「純文章」と呼ぶほうが明晰だと気づかされた。その意味では、以下の選定の代表となる作品だ。(清水良典/文芸評論家)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.
--このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 282ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/02)
  • ISBN-10: 4101294747
  • ISBN-13: 978-4101294742
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 61,294位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
一節を読むごとに風景や空気感まで立ち上っていく随筆集です。いつものことながら文章の旨さが際立っています。行った事がないフランスに堀江さんの文章と一緒に旅しているような錯覚にとらわれます。すごいことだと思います。
幻想的な『貯水池のステンドグラス』に興味をそそられました。『のぼりとのスナフキン』も登戸をちょっと知っているわたしにとって、興味深いものがありました。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
素晴らしい! 2007/3/16
By cobo
形式:単行本
短編集というか、エッセィというか、散文というかは、作者本人にも特にジャンル分けを意識して書いていないと思われす。読まれた方それぞれが判断すれば良いかと。

しかし短編一つ一つが素晴らしい出来です、きっといつかまた読み返したくなるそんな作品ばかりです。

表題作の「おぱらばん」も一体どんな意味の何の言葉なのかはあっと言う間に分かる、そこまで読めば何と言う事も無い不思議な響きの言葉が、短編を読み終わると、その言葉がひどく愛らしくまるで手の中に納まった子猫の様に感じられます。

その他にも単館上映されている映画のタイトルの様な作品名の「留守番電話の詩人」(この話しはかなり好きです!いくつもの全く関係の無い小さな流れが絶妙の関係で合流してこのタイトルの元へと流れ込んできます!最高です)、視覚的広がりと美しさを連想させるタイトルの「貯水池のステンドグラス」(私にとってのベスト1です!ゲラシム・リュカ、いつか読んでみたいです)、タイトルから想像していたカラミになっていったにも係わらずさらに深い仕掛けと繋がりを与えられた「黄色い部屋の謎」、等どの作品も素晴らしいです!
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 秋風
形式:単行本
「おぱらばん」は,パリにいる中国人が発する「Auparavant」である。パリ市内で暮らし,様々な人々との接触をきっかけに,市民生活から社会問題までをとりあげ,小説,絵画,音楽を語るというエッセイ集である。ともかく文章がうまい。パリの風景の描写が素晴らしいだけでなく,重層的な内容を極めて明晰に語ることのできる文体である。
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