いつものソロ名義ではなく、「ランデヴーバンド」としての作品の発表。
バンド名義でのアルバム発表はサニーデイ以来、ということでかなり久々だ。
とはいえ、そういう視点で聴くべきアルバムではない。
これは本人が「自分へのプレゼント」と語るように非常にパーソナルなアルバムである。
まず歌詞カードに注目すると曽我部恵一の娘である「ハルコ」によるイラストが
書かれている。更にこの「ハルコ」ちゃんは歌の中でも出てきたり
なんと歌ったりする曲まであったり、いよいよもって歌手デビュー(?)までしてしまった。
個人的にこの娘の将来が楽しみだなあ。
話はそれたが、つまりはそういうことである。
「女たち」ではいろいろな女性のことを歌ってるだけの曲だが歌詞は非常に深く
流れも綺麗な曲だ。「彼女は今なんにも持っていない でもそれはすべてを持ってることととてもよく似てる」という
リリックが好き。この曲はもしかして今まで出会った女性のことを歌ってるのかな?
また「太陽のある風景」という曲は非常にメロディが素晴らしく、ぽろっと美しいものが
流れ落ちてしまったような無垢な曲だ。
この曲もそうだが、全体的にアレンジはいたってシンプルであり、ほぼスローテンポの
曲で構成されている、ということも含めてやはり「個人的」なアルバムである。
このアルバムに仰々しい言葉は似合わない。
日常のなかでゆったりと音楽につかる様な私世界のあつまり。