平成4年から5年にかけて、一年間、朝日新聞の日曜日の家庭欄に、連載されていたものが、一冊の単行本となった。当時私は、毎週の連載を楽しみに読んでいた。その連載購読時に、河合隼雄先生のお名前をはじめて知り、多くの著書のある心理学の専門家だということを知った。 はじめて単行本になったとき、読めていない章もあるので、待ちかねたように購入した。
おはなしの効用を説くだけでなく、 「無気力学生」 「下宿の溶鉱炉」 「朝の友」 などの章では、河合先生自身の学生時代や、子供時代のエピソードが読めて、それがとても共感できる内容である。
河合先生の本は、わかりやすくて、読みやすく、また、共感できる内容なので、ぜひ多くの若い人たちに読んでほしいと思う。