店頭で絵柄を見て購入しました。
表情豊かなぷにっとした萌え絵にムチムチしたボディラインの合わせ技が全編通じてとても高いレベルで維持されており、絵に関してはほとんど文句のつけどころがありません。どこを切り取っても表紙のクオリティで可愛い絵が見られます。
ただ話というか四コマとしての楽しさは正直いまひとつです。
少女が神社に願をかけると、そこに棲む「人ならざる鬼(美少女)」が現れてんやわんやというはじまりなのですが、その辺はすぐにどうでもよくなって居候コメディといった体裁におさまります。
そこは置いといても、ことあるごとに新キャラが登場し、場面の転換やコマの進み方も唐突で、「あれ?いつの間に移動したの」とか「こんな妖怪いたっけ? あれ、町じゃなくて妖怪の里的な場所の話?」とかなんだか前後が解らないまま進むことが多く微妙にすっきりしないのです。
ストーリー漫画でも四コマ漫画でもなく、例えるなら原作つきの二次創作アンソロジーを見ているような微妙な違和感が常につきまとう漫画でした。
思うに作者の方の作品に対する設定とか思い入れが膨大すぎて、次から次へネタを詰めないと気が済まない感じになっちゃってるんじゃないでしょうか。
キャラ萌え要素はたくさん詰め込まれているので、頭をからっぽにして萌えキャラがワイワイしているところを見る限りは楽しめるのかもしれませんが、せっかく素晴らしい絵柄なのになんだかもったいないなという印象でした。