関裕二氏は在野でありながら、詳細な検証と独自の発想で古代史の定説に一石を投じてくれました。
しかし、最近の著作のほとんどが既出の本の内容の使い回しであり、ほとんど更新がないのはどういうことか。
とくにこの作品は酷い。
全く新たな視点も見られず、一般読者の気を惹きそうなテーマを手垢まみれの過去の自説に強引に結びつける。まるでトンデモ本系の作者のようだ。
他の氏の作品を読んだ人には得るものは何もない。
初めて関氏の著作を読む人にとっては、肝心な結論の所で「過去の著作で散々書いたから省略」と言われては本を投げつけたくもなろう。
よって関氏の親戚縁者の方以外には薦めようがない。
関史観は非常に興味深いものではある。
読むなら別の評価の高い作品を。