コミックガム連載中の和風バトルアクションホラー作品。
自分の最も大切なものを奉ることと引き換えに神器使いとなった主人公・駿河妖介、及び同じく神器使いの3人の仲間達、四神(朱雀・青龍・玄武・白虎)の力を秘めた神器を使う彼らと、古都・宮古野市に巣食う、陰陽五行説に基づく十干の文字に暗示された"眷族"と呼ばれる妖怪達との死闘を描いたバトルシーンの圧倒的な迫力と、妖介を中心に集まったキャラクター達の心の機微をかなりダイレクトに描いて好評を博している作品です。
前巻までに十干に示される十体の敵の内8体までを打ち滅ぼして残る敵は後2体、仲間達との結束や周囲からの協力も得、なによりも各々の神器使いとしてのステータスも上がってきており、最終決戦に向けた準備は整ったと言うところで、9体目の敵である丙の眷族・神護一族とのバトルが幕を上げます。
ここまでは集団を操る妖怪はいたものの、基本的には一体づつで登場していた眷族が、今回は5体のチームとして襲来し、迎え撃つ4人の神器使いとのチームバトルとなります。ここまでも著者・井上淳哉氏は、それぞれの神器の特徴を活かしたバトルの迫力や爽快感とともに、戦いの痛みや悲惨さ、惨たらしさと言った要素も妥協無く描き切る作風でしたが、このバトルからは更に派手な展開を意識されているそうで「ギリギリの命のやり取り」に目が離せない展開となりそうですね。
そんな中にもラブコメチックな要素もこっそりと紛れ込まされており、見所の多い展開が加速していきそうで非常に楽しみです。
また、単行本のおまけ要素として、ここまでは設定の解説や、妖怪の情報がメインだったのですが、今巻には珍しくギャグ四コマが収録されています。氏の絵柄は比較的リアル路線なのですが、女の子は(エロ要素は非常に低いものの)魅力的で可愛らしいし、柔らかい線もちゃんとひける描写力をお持ちなので、こういったテイストもイケますね。