まず最初に。
この作品は青少年の育成に悪影響をきたす良い子にはお勧めできない童話ですから、お子様の手の届かない
ところに置いてください。
この本は、『ロリコンフェニックス』で知られる少女愛好漫画家松林悟がチャンピオンREDいちごに連載していた
1話完結のお伽話を下敷きにした物語を集めた短編集です。
下敷きになっている童話はグリム童話に日本の童話、『オズの魔法使い』に『ピーターパン』など多くの人が
読んだことがあるメジャーどころが多いので、元の作品がわからなくて困るということはあまり無いでしょう。
巻末には表紙を担当しているたかみち氏が松林先生の原作の下描いた村おこしの話も収録されています。
女の子は可愛らしく描かれていますが作風の関係で気弱で、赤面するシーンが多く恥ずかしがるシーンが見たいという人には
特におすすめです。
線が少なく描き方がシンプルなため人によっては粗く見えるかもしれませんが、概ねツボは抑えられているので個人的には気に入りました。
ちなみに、全年齢向けの作品なので下着の描写はありますが局部の描写はありません。
次に、大雑把な内容の解説に移ります。
基本的な流れは、ヒロインが童話の主人公・仲間・悪役にいやらしい行為を強要されたり見たくないものを魅せつけられたりと
いった感じです。(主人公が女性化している作品もあり)
最初はある程度原作に沿っているものの、一旦暴走を始めると当初の流れはどこへやら。
変態たちが話を荒らしに荒らし、予想もしなかった方向へストーリーが流れていき、ヒロインは大概あんまりなラストを迎えます。
最後に、まとめです。
童話には到底相容れない病原菌によってヒロインがあられもない姿を晒し赤面し、物語が汚されていく…。
本作は、そういった流れを許容でき笑い飛ばせる人にのみオススメできるパロディ作品であり、エンターテイメントです。
大好きな童話が汚されるなんて耐えられない、変態なんて見たくない、という人は間違っても手に取らないで下さい…。