一見絵柄が古い気がして躊躇していた作家さんですが、一度読んでからファンになりました。とにかくストーリーが面白い。割と短いページ数でも、登場人物の性格や背景・過去がしっかり書き込まれていて読みごたえがあります。
表題作は大学生の息子×義理の父。何だか簡単にカラダの関係持っちゃうなぁ、と初めは感じたのですが、二話めできっちり二人の想いと過去のいきさつがフォローされ、出ていったきりの母親が戻ったことによる波紋が非常に楽しかったです。
いい加減に思えた母親も憎めないキャラで、まますればBLではおざなりにされがちな、嫌な女性ではなかったのも好感。
他に、執事×お坊っちゃま、自動車パーツ屋オヤジ×料理人、政治家の息子×父の秘書の短編あり。どれも紆余曲折の末のハッピーエンドかつドラマティック。楽しい一冊でした。