小さな四つのいすに「ぽちぽちくまちゃん」「ふわふわくまちゃん」「きいろいくまちゃん」「ぷよぷよくまちゃん」がお座り。そこに「ちゃいくまちゃん」がやってきたけれど、もういすはなくて……。
小さなくまちゃんたちが工夫して、あとからきた大きなくまちゃんの座る場所を作ってあげる、というところがほほえましい。大きいくまちゃんでも「しょんぼり」とこまってしまったり、小さいくまちゃんでも、みんなでやればできるんだ、という発見は、幼い子どもたちに、大きなメッセージとして届くように思われます。
それに、くまちゃんたちの名前がおもしろい。水玉模様、色、手触りなどで個性を出しているところが新鮮。それぞれのくまちゃんが、子どもらしく落ちつきなく、椅子にからまったり、ねそべったりしている様子、後ろ姿もとてもいとしい。
「となりへどうぞ」「だいじょうぶ!」「みんなでいっしょにすわれたよ!」温かいエンディングに心がなごませられる一冊です。