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おじさんはなぜ時代小説が好きか (集英社文庫)
 
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おじさんはなぜ時代小説が好きか (集英社文庫) [文庫]

関川 夏央 , 加藤 陽子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

司馬遼太郎や藤沢周平が目指したものとは?
いつの時代も根強い人気の時代小説。日本人はなぜ時代小説を愛するのか? 近代日本文壇で果たした役割とは? 藤沢周平、司馬遼太郎らの名作を引きつつ説く、時代小説論考決定版!(解説/加藤陽子)

内容(「BOOK」データベースより)

時代小説とは何か?司馬遼太郎、藤沢周平ら多くの作家が活躍し、名作が書かれた昭和。作品が舞台とする江戸時代。高度経済成長期の「会社」生活に一喜一憂した昭和のサラリーマン達が自らを仮託した下級武士達と、経済成長なきユートピアとしての「藩」。それぞれの時代と社会を詳細に読み解き、日本人にとって時代小説が持つ意味をわかりやすく語る。おじさんも歴女も目からウロコが落ちる必読書。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: 集英社 (2010/7/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087465977
  • ISBN-13: 978-4087465976
  • 発売日: 2010/7/16
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 135,413位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
端麗辛口 2010/8/4
By zhi
形式:文庫
 雑学本のようなタイトルと文庫の帯から、てっきり作品紹介かと思って購入しました。
 端正な文章で、味わいはあくまでもすっきりと喉越しさわやかで読みやすいですが、その実中身は激辛です。これ文芸論なんかじゃないですよ……著者の本は初見ですが、怖い人ですね。

 小説とその作者の人となりを重ねて読むのは個人的に懐疑的ですが、この本ではあえてそうすることにより、作者の持つ時代性だけでなく、発表当時作品がどういう気風の中で読まれていたか、読者の皮膚感覚も伝えていて面白いと思いました。いわば絵画鑑賞のようなものでしょうか。
 第一章、志賀直哉の「小僧の神様」を下敷きに読み解く山本周五郎論は、取り合わせの妙というか、まさに目からウロコでした(私「小僧の神様」まったくわからなかったので)。

 初心者から時代小説好きまで幅広く読める本だと思いますが、主だった作品は結末まで書かれているので、未読の方はその点了承の上ご一読を。
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
おじさんが何故時代小説を好きなのかを分析する本と思っていた私。

内容は全く反対で、時代小説好きなおじさんが、大好きな時代小説の世界を語る。

この先生はこんな人で、こんな話を書いててね、同じ人物をこの人もこの人も書いて、こんなに描きかたが違うでしょ。って・・・

時代小説を好きでないと、そこが興味無いのって愚痴りそうになる。

歴史、時代小説の外せない大御所をきちんと押さえたこの本。

時代小説好きには堪らない1冊と言えそう。

故に個人的嗜好は抑え、★4にしました。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 行国
形式:文庫
関川夏央さんは、以前から藤沢周平への愛着を数々のエッセイで書いていた。また、司馬遼太郎の作品についても体系的に論じてきた。日本の時代小説、歴史小説の潮流を俯瞰する論客として、関川氏以上の人はいないだろう。じっさい、この本を読むと、本当にいろんなことがよくわかる。時代小説が書かれた背景(大正から昭和の世相)もそうだし、その時代小説が舞台に選んだ江戸時代のこともよくわかる。特に、実質経済に関しては、関川節が満載だ。当時の生活実感、経済生活がよくわかる。つまり、人間の営みがよくわかる。大河ドラマを見るお供にもいいし、なによりスペシャルドラマ「坂の上の雲」を見る時にも手元に置いておきたくなる。そうそう、関川さんは「坂の上の雲」の脚本審査委員でもあったはず。時代小説というジャンルだけにとどまらず、日本の歴史や文化についても深い洞察のある、いい本でした。面白くてためになります。おすすめです。
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