絵本だけでなく、映画好きでも知られる杉浦さんの『女の子のための映画スタイルブック』。『プリティ・イン・ピンク』から始まるのが、彼女らしくて最高! お金のないヒロインの、古着レイヤードや手作り服のかっこよさに釘付けだったあの頃が蘇ってくる。『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『緑の光線』『エリザとエリック』『カラスの飼育』……懐かしすぎるラインナップが続きます。
この本はバックとともに、イラストが細部まで丁寧に描きこまれていて、映画の一シーンを漫然と見ているより、重ね着の仕方や服の模様、インテリアなどがよほどよくわかるところも魅力。
ガーリー、旅、ロマンティック、インテリア、少女、永遠の大女優と、目次の立て方もユニーク(女優さんの顔はあまり似ていないけど、さやか流で違和感なし)。エッセイも読みごたえがあり『ゴダール・コンプレックス』では思わず吹き出してしまいました。これからもキラキラした切り口とキュートなイラストで、いろんな分野の本を書いてもらいたいと思わずにいられません。