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おかしな科学―みんながはまる、いい話コワい話
 
 

おかしな科学―みんながはまる、いい話コワい話 [単行本]

菊池 誠 , 渋谷研究所X
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

マイナスイオン、波動、血液型性格判断、水道水害毒説、ゲーム脳、水からの伝言、シンクロニシティ―身の回りのニセ科学を徹底的に語る脱力系トークバトル。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

菊池 誠
大阪大学サイバーメディアセンター教授。1958年生まれ、青森県出身。東北大学大学院後期博士課程修了、理学博士。専門は物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 269ページ
  • 出版社: 楽工社 (2009/07)
  • ISBN-10: 490306333X
  • ISBN-13: 978-4903063331
  • 発売日: 2009/07
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By たこやき21 トップ1000レビュアー
架空の研究所の研究員である亀さんと六さんが、ちょっとした会話の中から、マイナスイオン、波動、ゲーム脳、水からの伝言というようなものについての話題をし、その変な部分、胡散臭い部分について語る。そして、それを受けて、ニセ科学などについての活動を行っている菊池誠教授が二人に解説をする、というような構成を取る。

まず最初に思うのは、非常に軽く読める、ということだろうか。
亀さん、六さんのやりとりが漫才状態なのもそうだが、それを受けたのか、菊池教授自身もかなりノリが良い。一つのトピックスについて、十数頁程度、という分量もあって気楽に読むことが出来る書になっていると思う。

ただ、その中で書かれていることは示唆に富んでいる。
それぞれのトピックスそのもの紹介だけでも十分に意味があると思うのだが、第3章の、怪しいニュービジネス、や、陰謀論など、一見、自然科学から離れたような物事を抑えることで、そこまでのトピックスのただ「自然科学ではない」というところから、別の側面が見えてくる。この構成の仕方が非常に上手いと思う。
まとめと言える第4章のやりとりも、かなり完結ではあるが、この構成によって納得出来るのではないだろうか。

ただ、一方で分量の問題やギャグ中心ということもあって、それぞれの問題についてやや踏み込みが甘いと感じるところはあるかも知れない。
また、やりとりの中で出て来る固有名詞などに時事ネタ的なものも多いので、数年後などに読んでどうか、と感じるところもあった(例えば、「血液型別に女性が結婚する方法のドラマ」というものが話の中で出るのだが、09年9月に読んだ時点で「そんなドラマあったっけ?」と私は思ってしまった) アニメネタなども結構あり、その辺りが多少、ネックになるかも知れない。

ただ、ニセ科学の問題などについての入門書として優れていると思う。
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By no4560
大学の先生でもある菊池さんを含めた対談(ほとんどは亀×菊、六×菊の対談でちょっとだけ鼎談)もあるけど、基本的には、

・やたらと人間くさい、というか親父くさくて最近はビールのがぶ飲みを気にしてそうな、微妙なお年頃の亀さん

・「ゆうこりんとCMに」と声をかけられて絶対に付いていってそうな、素直で夢見がちで(唐突に繰り出されるアニメや漫画、格闘技の知識以外は)かわいいお稚児さんのような六さん

との間でやり取りされる、かけあい漫才のようなお笑い本です。

題材は、「おかしな科学」…というよりは「いい話」「コワイ話」と書いたほうが良いかもしれません。もちろん「おかしな科学」が本筋である話も多いのですがそれも含めて。
一見「いい話」「コワイ話」だと思って、思わず○○しちゃったけど、後でよくよく考えたら○○する意味なかったじゃん、とかこういう経験って誰でもありますよね。

具体的には物置にあるおそらく無駄になるであろうダイエットグッズの山とか。
この場合は、メタボや"あの人は実はデブ嫌い"などの「コワイ話」と、これなら絶対痩せられるし絶対モテるという「いい話」との合わせ技。
だけどよくよく考えたら、いきなり10kg痩せたからって、あの人の彼になれるとは限らないよ!

そんな一見「いい話」「コワイ話」に見えてしまうような様々な事柄について、六さんと亀さんが、それがほんとに「いい/コワイ話」なのか、そして"どのくらい"「いい/コワイ話」なのか、子供の喧嘩みたいに仲良く考えていこうとします。

また、この本と同じような題材について書いた一部の本やネット上の言説の場合、信じてる人を一方的にあざ笑うような内容になる場合もあるんですけど、この本では少なくとも僕は、そういう気配をあまり感じませんでした。

これは六さんの天真爛漫なキャラクターもそうですが、ツッコまれ甲斐のある亀さんの実生活と、これまでの彼の苦い人生の中で培ってきた「味」が大きいのでしょう。両方が両方をツッコんでいるんだけど、その両者のツッコミの絶妙さの中に、お互いへの愛を感じました。

個人的には読んでてがっぷ獅子丸さんが関わっていた漫画(「ゲーム批評」に載ってた漫画とか「ゲーム業界のフシギ」内の漫画とか)を思い出しました。がっぷさん関係の漫画同様、「六さん分かってて言ってんだろw」と思わずツッコみたくなったりもするけど、まあそれはそれ。

ちょっと気になったのは、書籍中の別の項目を参照と書いてある部分で、項目の数字(例『10 「亀さんの怪しいニュービジネスを考える」参照』)ではなくて、章の数字(例『第3章「亀さんの怪しいニュービジネスを考える」参照』)が書いてあること。(p.074、p.174)
実際に参照する際に少し不便でした。

後は僕にとっては漫画、アニメのネタが少しマニアックでした。特に昔のネタ。
科学やおかしな科学関連の知識は本の中である程度説明してくれるんですけど、漫画、アニメ、格闘技のほうは基本的にお笑いネタとして使われているので、分からないと面白みが少し減るかも。
まあ亀さん、六さんの暴走ぶりを眺めるだけでも十分笑えます。
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
掛け合い漫才形式なので、好き嫌いが分かれそうですが、嫌いじゃないです。
ポピュラーサイエンスの連載だそうで、ポピュラーサイエンスを定期行動していた身としては、なんで休刊したのかなあと残念至極。

大人の怪しい実験室
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