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小林信彦はこれまで、植木等、藤山寛美、伊東四朗(文庫「喜劇人に花束を」)そして横山やすしについての長文の評伝を書いている。
願わくば、萩本欽一についても書いてほしいのだが、それは、難しいかな?
期待は裏切られなかったです。どこか後ろ暗く危うい、しかし奇妙な魅力をもつ渥美清の実像が実に良く書かれていた上で、渥美清が関わったそれぞれの作品が彼の芸能キャリアでどういう位置にあったか、どういう影響を持ったかが非常にクールに分析されています。「男はつらいよ」だけで語られる危惧を払拭する貴重な資料だと思います。
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