「おおばあちゃん」に温かいマントを作ってもらった、きつねの「きっこ」といたちの「ちい」と「にい」。寒い雪の日に遊びに出かけると、小さなゆきだるまが現れて一緒に遊びますが……。
こいでさんのお話にはいろいろな仕掛けがあり、いつもドキドキさせられます。今回は、おおばあちゃんの「ゆきぼうず」という言葉と、持たせてくれたお茶の入った「まほうびん」。
ゆきだるま君二人はかわいらしい。でも、そり遊びでとても暑くなったとしても、きっこたちに「よういして」ある「かきごおり」をごちそうしてくれるなんて、なんか怪しいぞ……。正体を現したゆきぼうずの迫力もなかなか。
ところで、このおおばあちゃんは、ご主人のこいでたんさんとの本『ゆきのひのゆうびんやさん』に出てくる「きつねのおばあさん」ですよね。後ろのページにも、『おなべおなべにえたかな』の「おなべ」もちゃんと描かれています。こいでやすこさんは2010年2月に亡くなられましたが、こんな細かいつながりをじっくり楽しめるのも、きちんとした絵本のすばらしさだと感じました。