非常にセンスの良い写真がたくさん見られます。楽しませて頂きました。
内容は、本当に初心者の方には、お勧めできる内容だと思います。
全くの初心者の方で、こういう写真が好きな方には、綺麗な写真で「こんな写真が撮れるんだ!!」「なるほど!!」と、たくさんの発見があると思います。なかなかその辺をカバーしている本はないので、そういう意味では、とてもおすすめです。
簡単なカメラの仕組み、レンズなどについても少しですが触れられています。「こういう写真が撮りたいけれど、何が必要か分からない」という人には、よいです。
優しい雰囲気、楽しい雰囲気、「大丈夫だよ、出来るよ」と、優しくそっと背中を押してくれる感じ。その点もとても良いです。
ですが、技を公開しているようで、していません。
それぞれの撮影データに、絞りの数値は書いてあっても、シャッター速度が書いていないから、参考にあまりならないです。それに気付いた時に「あ、ずるい」と正直思いました。
「初心者をターゲットにしているから、そんな細かい数字はいらない」と思うのであれば、絞りの数字だって、いりませんよね?初心者だからこそ、書いてある数字を参考にして取ってみて、「あ、出来た♪」と思えることが、大事だと思います。
あと、「ぼかすのはカメラの機能でない」と数年間お気づきにならなかったようですが、それはあまりに不勉強です。
私もあまりメカに強くない女性ですが、10数年前に28mm-80mmという、「標準ズーム」と呼ばれるレンズを買って、あれ?と思って勉強して、さっさと気付きました。(そして、お金が無くて、なかなか50mmの明るいレンズはなかなか買えなかったのですが。)
あと、部屋がどうであれ、そこだけ違った世界を作れる方法が紹介されているので、その辺も良いな、と思いました。人によっては「クローズアップの写真ばっかじゃん」と思われるようですが、なかなか部屋全体が絵になる部屋に住んでいる人、というのも、少ないと思いますし。
私がカメラを始めた頃にはこの手の本は全くなかったので、よい時代になったなぁ、と思います。
以上、良いと思う点、悪いと思う点、両方書かせていただきました。でも、もっとしっかりした踏み込んだ内容だったら、ある程度知識も経験もある私から見ても、間違いなく★5つだったのに、とも思います。少しだけ、残念です。