ここの豆腐はけっこううまいです。好みによりけりということもありましょうが、最近はやりの、濃い目の味です。
豆腐そのものはうまいけど、豆腐料理を出す直営外食店はひどいです。豆腐の持ち味を殺すようなジャンク風のものばかりです。
この社長さんは、「おいっ! 豆腐屋」と呼ばれたことがよほど悔しかったようで、ルサンチマンをぶつけたこのような本を書いていますが、その前に、接客や店そのもののあり方など、足元を見直したほうがいいのではないでしょうか。豆腐を愛して、自分の愛した豆腐を提供してお客さんに喜んでもらおうというよりは、豆腐を成り上がりの道具として考えているような姿勢のほうが強く印象に残ります。
それで何が悪いといわれたら、ああそういう商売の考え方なんだな、と思うだけですが。