売れっ子の作家の三上賢治と肉屋の娘の森下あかりの甘酸っぱいラブストーリー。
と、言っても作家と肉屋というアンバランスな設定のおかげか、むしろラブコメにも近かったように思えます。
あかり(というかあかりの母親が)が半ば強引に主人公のお手伝いさんになってしまったところから始まります。主人公はヒロインの天然な行動に振り回されながらも、徐々にヒロインに好意を持つようになります。
作中でヒロインに惚れた主人公の空回りっぷりは、笑いどころかあまりにも上手に描かれているので、逆に共感してしまうほど。対してヒロインの方はそのことに気づかず、相変わらずの天然っぷりを発揮していて、そのギャップには本当にほんわかさせられました。また、作家や肉屋の設定も無駄なく作中で活きていて、物語に主人公とヒロインのラブストーリーに笑いと少しの切なさを添えていました。
4コマ誌では何冊も単行本を出されている作家さんなので、物語の構成力は本当に素晴らしいです。少ないページの中でも何も違和感を感じませんでした。
これは作者の他作品にも言えるのですが、読んでいるこっちがもどかしくなる、読んでいて心地よい気持ちになれる漫画です。