唐津くんちは十一月二、三、四日(昔は十月二十九日)に行われる佐賀県唐津市の秋祭りです。十一月二日から三日にかけての深夜、神社で神様がお神輿に移られるお宮移しが行われます。そして十一月三日に、お神輿を間に十四台の漆の曳山(山車)をお供に町内を巡行(神幸祭)します。そして人々は、神の祝福を受けるのです。
唐津くんちで有名なのは、江戸末期から明治初期に作られた和紙を何枚も張って漆で塗った(一閑張り)の華麗な十四台の山車でしょう。けれども唐津くんちの醍醐味は、実は各家庭で作られるくんち料理にあります。どの家でも五十人から百人、多いところは三百名分もの料理を作り、一年間にお世話になった人、仕事の取引先、親戚、友人・知人を呼んでもてなします。多くの人を呼べるのは繁栄の証であり、また多くの家に呼ばれるのは、幸の多いということになります。
料理は、一家の主婦が中心となって、姉妹や娘や、家族の女性陣、それに親戚も加わって料理ををするところが少なくありません。 こんな祭りの姿を、写真家・英伸三氏が4年間に渡って写真を撮り、まとめました。祭りの躍動がここに収められています。
なおこの本は「週刊文春」「週刊読売」「サンデー毎日」「ダ・カーポ」「エッセ」「旅」「日本カメラ」「週刊大衆」「西日本新聞」「日刊工業新聞」「てんとう虫」「フォトテクニック」他、「共同通信」によって「京都新聞」「信濃毎日新聞」「佐賀新聞」他、全国の地方紙で掲載、全部で40の媒体で紹介されました。
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