京都の道具屋”とびきり屋”の夫婦が、毎回ある道具に関わり、そこに坂本龍馬や新撰組などが絡む、シリーズ第2弾。
1巻目は、道具の話、龍馬など幕末の有名人たちの話、”とびきり屋”のことなど、幾つもの事柄をそれなりに描こうとしたせいか、詰め込み過ぎた感じがあり、話の中心も道具や人物に時々で変わり、今ひとつまとまりのない作品に思えました。
しかし2巻目は、必要以上に歴史上の人物たちとの関わりをもたせず、出てくる道具を中心に話がすすみ、道具の逸話にもひねりがあり、全体的に1巻目より良かったです。
また本書は6話から成りますが、意外なカラクリのある「夜市の女」、微笑ましい「ええもんひとつ」、洒落た感じのする「花結び」、筋書きの妙を感じた「鶴と亀のゆくえ」など、幅のある内容で、面白みがありました。