この本を知る機会があり購入。作者の女性は20代半ばでお亡くなりになっています。
その女性のブログ日記を本におこしたものですが、そこらにある「ブログを本にしたもの」とは一線を画すものであることに注意してください。
女性の書いたエッセイ、一冊の本、と考えた方が良いです。彼女が一生懸命考えたことが素直に文字に表されており、それぐらいの文章の重みがあり、彼女の生き方を疑似体験できる素晴らしい本になっています。
是非是非読んでほしいのが、大学生、高校生などの若年層。無為に大学生時代を過ごしたことを私は少なからず後悔しておりますが、この女性の文字通り「エネルギッシュ」な、外界や外の社会とのつながりを必死に模索していたこの女性の考え方を読むことが、自分の生き方を自分の頭で考える良いきっかけになると思います。
そのような年代でなくても、この本を読んだら、自分の生き方につき何か感ずるところがある本だと確信を持って言えます。
本屋にたくさん並べられている自伝、自己啓発本なんかより、リアルな生を体当たりで生き抜いた素直な文章を読むほうが、正直「ガン!」と衝撃を受けます。
「この文章はほんとうに20歳の子が書いた文章なの?」と思うぐらい、バイタリティーにあふれた行動力、また若年にあるまじきとってもしっかりした考え方で、こういう女の子と話すとどんなにか楽しいだろう、というようなことをずっと考えながら読んでいました。
最初は、あんまりはっきりした考え方の持ち主なので、「こんな子もいるんだ…」と私は少しうちのめされた感じになってしまいました。
そしてこの本は、1回目、2回目・・・と何度も順繰りで読み返している内に、新たな発見を沢山することができる本です。是非、数か月おきでも何年かおきでもいいので、何度も繰り返して読んでほしい本です。
現に私は買ってから2年たった今新たに何回も読み返してみて、新たな発見を沢山して、この本がより自分にとって大切な本になりました。
私は、エネルギッシュでしっかりした自立したこの作者に垣間見える、人間的にすごく優しい部分が、とても好きです。そういうのが、ときたまふっと文章に現れています。
私は内向的なほうなので、かーなり外交的なこの作者の考え方、生き方に感銘を受け、何回も何回も読み返すにつけ、作者と知り合ったかのような錯覚を覚え、この本が宝物となっているのですが、ふとこれを書いた作者がもう若い内にお亡くなりになっていることを思い出すにつき、私自身もとても喪失感を覚え、涙が出る次第です。
この本を出版してくださった方がたに感謝したい、この本との出会いに心から感謝したい、特別な本です。